法政大学 大学・入試案内2017
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言語とその背景にある文化を理解し異文化間コミュニケーションを研究国際文化学科では、異文化間コミュニケーションをどうすれば円滑にできるかをさまざまな側面から研究します。異文化研究のためには、従来からのコミュニケーションツールである「言語」のみならず、「表象」と呼ばれる映像や音楽、絵画、演劇といった表現への理解が必要です。また、それらはインターネットやテレビなどさまざまなメディアを介して「国際社会」に発信されるため、「情報」に関する知識やスキル、そして、信頼できる情報を見極め、収集し、分析する能力も重要になります。本学科では、これらの要素を修得できるよう4つのコースを設定し、2年次に希望のコースを選択。研究テーマに合わせて、他コースの科目を積極的に履修できる柔軟なカリキュラムになっています。また、2年次の海外留学で得た知識や体験を生かして学びを深められるよう、多彩なゼミが設置されているなど、知的好奇心に応える学びを展開しています。国際文化学科入学定員:249人DEPARTMENT OF INTERCULTURAL COMMUNICATION多様に変化し続ける世界をありありと感じ取る日本という小さな世界観を突き破るような刺激あるディスカッション「なぜそう断言できる?」「この論に納得できる人はいる?」。畳み掛けるような佐々木准教授の問い掛けに、発表者の学生は足をすくわれたように見えた。現代社会に起こるさまざまな事象について、国の枠組みを超えて歴史的な視点から考察する佐々木ゼミ。今は、パワースポットと祈りの多様性について記された文献を用いて、学生たちがリレー式に私見を交えながら発表している最中だ。「今、発表してもらったように、この文献にはアニミズムとパワースポットの密接な関係が説かれているけど、本当にそうだろうか」「しかし先生、日本の神社は多くの場合パワースポット視されています」「世界の他の地域でも同じことが言えるだろうか」「…確かに、自分が1年間留学したメキシコでは、海外の人からパワースポット視されるマヤ文明の遺跡が数多くありますが、地元の人にとってはただの遺跡。関連はなさそうですね」。既存の論に頼っていた学生の思い込みがどんどんひっくり返されていく。しかしそれこそが、このゼミの狙いだ。「今ある常識や思想を問い直し、考え直してみる。他国の人たちと理解を深めるには、自分の狭い価値観を打ち破る批判的な目が必要なのです」と佐々木准教授。まさに学生個々の世界観を打ち破るような問答が印象的なゼミだった。佐々木 一惠 准教授ゼミテーマトランスナショナル・ヒストリー実ゼ況ミ!ナール国際文化学科 3年千葉県立八千代高等学校出身喜舎場 洋平ゼミ生は全員が留学体験者。議論も国際色豊かで視野が広がります。 バランスのとれた「国際社会人」を養成する4コース情報リテラシーの基礎から始め、情報処理に関する高度な知識と能力を養います。情報文化コース映像・舞台芸術、美術などの表象文化を通じて、文化的アイデンティティ形成への理解を深めます。表象文化コース言語のスキルを磨き、各言語圏に特有の文化を掘り下げて、文化の多様性を探究します。言語文化コース地域や国を横断する国際社会の交流とその仕組み、問題点とその解決方法を探ります。国際社会コース

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