法政大学 大学・入試案内2017
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マーケティング、イノベーション、ファイナンスを学び専門的なマーケットの創造を担う人材を育成 市場経営学科では主に、市場と企業との関わりを分析し、新たなマーケットの創造を担える高度な専門スキルを養います。近年、メーカーや流通業が金融業に進出したり、ネット通販やネット広告、SNSなどIT技術を活用した多様なビジネスモデルが広がっています。一方で、そうした分野で専門能カを持って活躍できる人材の不足も指摘されています。 本学科では、マーケティング、技術・情報、金融・公共サービスなどに関する専門科目を配置。売れる製品や市場環境をつくるためのマーケティングや、イノベーションに必要不可欠なIT技術についての理解を深めます。さらに、ファイナンス分野では、証券市場や企業および個人の財務行動について教育・研究をし、証券の価格がどのように決定されるのかなどの分析のほか、資金の調達や運用に関わる行動について考察します。市場経営学科入学定員:213人DEPARTMENT OF MARKETS AND MANAGEMENT一流の経済学者でも答えを出せない難問を全員で考え抜く「今の質問はとても大事だね」「彼の質問内容をもう少し詳しく説明するとね」。金教授は質問者の発言にも丁寧にコメントを返しながらゼミを進めていく。学生の研究発表には、必ず全員で質問を返す。それが、国や企業の投資意思決定問題や、財務意思決定問題を主な研究テーマとする金ゼミの流儀だ。今、一人の学生が発表を終えた。テーマはギリシャ危機について。「…ですので、本来基準を満たしていないギリシャがユーロ貨幣を導入できたのは、特殊なカレンシースワップによる粉飾プログラムがあったからです。これが、ギリシャ危機を招いた一因と考えられます」。教授は、学生を一人一人名指ししながら質問を促す。「ギリシャ危機は世界の金融市場に大きな影響を与えるとの発表でしたが、具体的には?」「結局、ギリシャはユーロを離脱するのですか?」。質問の善しあしも教授はしっかり評価するので、皆真剣だ。最後に教授はこう総括した。「もし君が首相だったら、この危機をどう乗り越える?」。今ある情報を寄せ集めるのではなく、当事者として問題と向き合う姿勢が研究の幅を広げるのだと金教授は語る。一流の経済学者でも答えを出せない難題に挑む。そんなチャレンジ精神に満ちたゼミ風景だった。金 瑢晋 教授ゼミテーマ実ゼ況ミ!ナール市場経営学科 3年茨城県立藤代高等学校出身北條 拓哉就職活動で求められる企業分析や業界分析の力も自然に身に付きました。マーケットやイノベーション、ファイナンスなどについての知識を修得します。マーケットの創造を担う人材を育成マーケティング「誰が欲しがっているのか?」「どんな価値が望まれているか?」などの視点から、<売れる製品>について考察し ます。基本領域技術・情報社内業務の効率化や、インターネットを活用したビジネスにおいて欠かせない、情報技術とその特性について学 びます。金融・公共資金調達や運用など企業の財務行動、証券市場の仕組みや価格変動の仕組みなど、資金について総合的に分析・ 考察します。国や企業の当事者として投資や財務の意思決定問題に挑む投資論・企業財務論

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