法政大学 大学・入試案内2017
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心と行動を科学的に探究し、人間理解力と問題解決力を高める 心理学は、人の「こころ」の働きを、科学的な方法(実験、観察、調査、検査、面接など)を用いて、客観的なデータを収集し、分析する学問です。多彩な研究手法を用い、心理学の全貌を、基礎から発達臨床や犯罪、スポーツ・健康、産業組織といった応用までしっかり学びます。 2003年創設と比較的新しい学科であることを生かして、心理学を学ぶには理想的なカリキュラムを構成。その中で力を入れているのが、認知系・発達系という2本柱です。心の仕組みを解明する「認知心理学」と、能力開発や社会への適応など心の発達を探究する「発達心理学」を中心にバランス良く学ぶことで、自他の心を理解し、現実や未来にも客観的・科学的に見つめて対応する能力を身に付けます。心理学科入学定員:66人DEPARTMENT OF PSYCHOLOGY失敗を恐れず、伸び伸び発言し皆で協力しながら研究内容を高める子どもの社会性の発達や、いじめなどの対人関係のトラブルを解決する力の育成を研究テーマとする渡辺ゼミ。各自が卒業研究の進捗を発表し、他の学生からの質問や意見、教授のアドバイスを受けて、軌道修正していく。渡辺教授の口ぐせは「失敗こそ学びの場」。教授自ら積極的にゼミに参加しやすい雰囲気づくりに努めているから、ゼミ生たちは皆伸び伸びと発言している。ある学生は、部活動を通して対人関係スキルが育成されると仮説を立て、所属する集団に対するコミットメントと対人関係との関連性について発表を行った。すぐに他の学生から質問やアドバイスが挙がる。「複数のサークルに参加している人の分析はどうする?」「サークル所属者も調査対象だと分かるタイトルの方が良いのでは」。ゼミ仲間の研究内容を理解し、より良くするために協力したいという熱意を感じる。渡辺ゼミでは、大学院生と合同での合宿も行うなど、相手の立場に立って考える思いやりの心を身に付ける機会が多く設けられているという。ゼミ風景からも、社会生活を円滑に進めるためのソーシャルスキルが磨かれているのがよく分かる。渡辺教授が願う「誰かの役に立ちたいという思いを持って社会に貢献する」人材が、確実に育っている。渡辺 弥生 教授ゼミテーマ実ゼ況ミ!ナール心理学科 4年 神奈川県立鎌倉高等学校出身翁川 千里いじめなどで心に傷を負った子どもたちの支援を行い、幸せな親子を増やす手助けをしたいです。学生主体の課外活動であるピアサポーター制度。本学科は早くから取り組み、心理学を学ぶ上で必要な知識やスキルを学生同士で教え合っています。ゼミの選び方や就職のアドバイス、スポーツ大会を開催することも。活動を通してコミュニケーション力を養うこともでき、学科として活動を応援しています。ピアサポーター制度を応援心の働きを実証的に見つめるため、実験や実習を重視。実践的な研究を繰り返しながら、心理学的なものの見方や考え方を修得します。最新機器を使った実験を行えることも大きな特徴。脳波計やNIRS、ポリグラフといった機器を使い、生理学的な情報から心の状態を見分けたり、呼気データを計測する測定器で運動強度と学習効率の関連性を調べるなど、文系の枠を超えた学際的な学びを可能にします。実験・実習が充実人との交流を通し、実生活に生きるソーシャルスキルを獲得する発達心理

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