法政大学 大学・入試案内2017
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科学的な視点からのアプローチで、地球科学を総合的に研究する 地理学は、自然現象と人間活動との関わりについて学ぶ学問です。「地理学と哲学は諸科学の母」と言われるように、現在の諸科学はこの2つの学問から分化・派生しています。20世紀を通して学問分野が細分化されてきた中で、地理学は人文科学・社会科学・自然科学にまたがる総合的な科学です。地理学科は、文学部に属しながらそれらを学べることが大きな特長です。自然現象と、その土地の人々の暮らし方や産業、歴史、文化などを総合的に探究することで、多角的な物の見方や考え方を身に付けます。 環境や気候など説明できない現象が多い現代。地理学はその問題解決に大きな役割を果たすことができ、今こそ、学ぶ意義は大きいといえるでしょう。地理学科入学定員:99人DEPARTMENT OF GEOGRAPHY身近な暮らしのテーマから都市の課題と解決法を探る自由と活気。学生による自主運営が魅力のゼミ風景「では発表を始めてください」。ゼミ長が号令をかける。都市問題や都市の成り立ちについて考察する小原ゼミでは、発表の段取りや進行が学生の自主性に任されている。研究テーマは、団地の高齢化問題や都市のバリアフリー化、待機児童の問題などさまざまだ。ある学生は、2つの都市のバリアフリー行政について比較研究したいと言う。早速方々から質問の手が挙がる。「スーパーモデル地区というのは、国から予算が出るの?」「武蔵野市にはコミュニティバスがあるけど、それはバリアフリー事業には入らないの?」。学生からの質疑応答がひと通り交わされるのを見計らっていた小原准教授。おもむろに発表者の盲点を突き始めた。「スーパーモデル地区と飯田橋を比べる目的は?」「地域の自然・社会条件が異なる中で、どう比較する?」。発表者は小原准教授の指摘に追い詰められながらも反論を試みる。そこに、他の学生がさらに質問を投げかける。質疑という一石が投じられることで、波紋のように議論が広がる、実に活気あるゼミ風景だ。「発表はゴールではなく、新たな考察の起点にすぎない」と小原准教授は言う。学生の自主性が最大限に尊重された小原ゼミ。一人一人の自由で意欲あふれる研究成果が、今後楽しみだ。小原 丈明 准教授ゼミテーマ都市地理学学部を3年間で早期卒業して大学院(修士課程)に進学する制度があります。入学後に一定の優秀な成績を修めた学生は、本学大学院進学(2年間)を前提とするこの制度を利用することにより、合わせて5年間で大学院修了までの高度で計画的な学習の機会を得られます。学部と大学院(修士課程)を5年間で卒業できる実ゼ況ミ!ナール地理学科 3年岐阜県立岐阜高等学校出身佐藤 健二ゼミ運営を学生に任せてもらえるので、主体性や協調性、行動力が身に付きます。社会科のほかに理科の教員免許、測量士補の資格を取得することが可能です。また、所定科目を履修すれば、日本地理学会の地域調査士やGIS学術士の資格が取得でき、また東京都からECO-TOPプログラム(環境問題のジェネラリスト養成プログラム)の修了者として、認定されます。社会科・理科の教員免許などが取得可能本学科の大きな特徴は、「現地研究」という実習科目にあります。各現象を理論的かつ適切に説明するためには、現場に出て体感し、観察・計測することが不可欠です。そこで、数日間のフィールドワークを行い、学生は主体的に観察・調査、考察し、その成果を発表・議論します。フィールドワークを重視道東・知床青森薩摩硫黄島鞆の浦岩城島・弓削島愛媛熊野奈良富士川伊豆半島群馬仙台・石巻平泉渥美名古屋宮古島※他に大邱(韓国)でも実施石垣島大阪妙高最近の現地研究実施先

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