法政大学 大学・入試案内2017
40/248

広く学び、深く考える“哲学”を通じて教養を育み、強く生きる“実践知”を身に付ける 哲学とは、古今東西の思想を手掛かりに、人間の根源的な価値を探究する、全ての学問の源です。その意味で、原点に立ち返って問いかけることが求められる現代にこそ必要な学問といえます。 哲学科では、東西の哲学、論理学、倫理学、宗教学、美学・芸術学や心理学、社会学など多彩な学問分野を学生の関心に応じて学ぶことができます。そして、ものの見方を多様な角度から学ぶことによって得られる柔軟な思考力や深い洞察力によって、困難な時代を強く生き抜く“実践知”を身に付けることを目指しています。 日本の歴史に名を残す哲学者で本学の教授でもあった、和辻哲郎や三木清の伝統に連なる本学科は「哲学する」ことの力強い教場であり続けています。本学科での4年間の学びを通じて、あらゆる物事の本質、そして自分自身の本質に迫り、生きるための根源にたどり着くことができるはずです。哲学科入学定員:77人DEPARTMENT OF PHILOSOPHY本学科では入学してすぐに「基礎ゼミ合宿」を実施します。学生同士の交流が深まるとともに、教員と学生との距離も縮まり、大学生活のスムーズなスタートを切ることができます。4年間の学びを充実させる「基礎ゼミ合宿」体系的で総合的な教育カリキュラムを設置。哲学・思想から心理学・社会学関係などの関連分野まで広く学ぶことができます。多様な専門領域を学べるカリキュラム教室での学習の後、学期末に約1週間ヨーロッパへ出掛け、現地ドイツとフランスの学生と異文化理解をテーマに合同ゼミを行います。人間交流を通して、哲学を学びながら、国際的な視野を養います。海外研修を行う「国際哲学特講」言語とは? 思考とは? 形式言語を活用しながらその本質に迫るまさに脳に汗をかく。試行錯誤の中で鍛えられる論理的思考力発表者である学生たちは、謎めいた言葉を口にした。「1月、白い満月を見たならば黄に変え上に昇る…」。これは、ある抽象化された文字や記号の配列によって成り立つ「形式言語」について考え、言語を用いた伝達、理論構築の本質に迫ろうとするゼミ活動のワンシーンだ。どうやら発表者は、形式言語について寓話化されたテキスト(川添愛『白と黒のとびら』東京大学出版会)を用い、「オートマトン」という架空の機械に言語をどう入力すれば主人公を効率的に動かせるかを発表しているらしい。聞いていると、頭が混乱する。「…最初に出てくるのが1月。白い扉を黄の扉に変えて、その後2番目の入力を行って、黄の扉を紫の扉に。すると…」。学生たちも、ときおり考えが絡まるようだ。しかしそのたび、安東教授が優しくほぐしてくれる。「主人公が目の前に同じ白い扉を見た場合、何月にいるかによって気分と行動が違うよね。その違いをどう見分けるかを考えてみよう」。まさに脳に汗をかくような発表を終えると、学生たちはほっと一息をついた。「言語理論は哲学、数学、情報科学に関係する分野。物事の本質に迫り、論理的思考を身に付けてほしい」と安東教授。緻密に思考を積み上げ、理論を組み立てていく力が徹底して身に付くゼミだと感じた。安東 祐希 教授ゼミテーマ言語理論とオートマトン哲学科 3年山形県立山形東高等学校出身岡崎 諒毎回、論理パズルに挑戦しているよう。考える楽しさが味わえるゼミです。実ゼ況ミ!ナール

元のページ 

page 40

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です