法政大学 大学・入試案内2017
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学部内ではなかなか得られない出会いと学び太田/この講座を選んだのは、大学1年次にカンボジアへボランティアに行き、経済発展が進まない国への問題意識を抱いたことがきっかけです。ただ与えるだけの支援ではなく、国の成長力を国民自ら引き出せるようにするには何が必要なのか。その答えを求めて受講を決めました。 それと私が在籍する経営学部のカリキュラムでは、国際協力といったテーマの講義がどうしても限られてしまうため、専門の先生から学んでみたいという思いもありました。大坪/在籍する学部ではなかなか得られない学びや知識を得られるという点は、公開科目の魅力ですよね。 私の場合はゼミで国際協力を専攻していて、もっと幅広い意見を聞きたいという思いからこの講座を選びました。例えばゼミでは、ベトナムへの原子力発電ノウハウの輸出など主にエネルギーに関わる問題について研究や議論を進めています。同じよも新しい視点に気付かされ、毎回のように刺激を受けています。大坪/多様な分野の学生と交流し、多様な考えを知ることができるのは、法政大学の大きな魅力の一つですよね。先生方の多くが海外経験豊かで、日本にいてはなかなか得られない面白い情報を教えてくれるというのも魅力です。 私は公開科目を経て、自分の視野だけで物事を判断するには限界があることを知りました。そして、もっと世界中の多くの人と意見を交換してみたいと思い、アメリカへの留学を決意しました。太田/私も同じです。公開科目への参加で、さらに国際協力への視野と興味が広がりました。そして、世の中にはさまざまな考え方があり、そうした人たちと協調しながら物事を進める難しさを知りました。この気付きはぜひ今後の研究に生かし、これからの国や企業のあり方、企業経営という観点で、将来に生かしていきたいと思います。うなテーマで異なる分野の学生や先生と議論をすると、どのような意見が返ってくるのだろうという興味がありました。太田/確かに、同じテーマの話をしていても、学部によって考え方や目の付けどころが違うことが、公開科目ではよくありますね。大坪/はい。私は人間環境学部で国際協力について専門的に学んでいたので、ディスカッションの際にもかなり網羅的に話ができると思っていたのですが、実際に議論してみると驚くことがよくあります。 どちらかと言えば、私は現地との人的交流を中心に考えていたのですが、「収益や経済効果というメリットをいかに生み出すかが、協力を続けるカギになる」という意見が経営学部の学生から出たのです。確かに一方的援助ではいつか限界がくる。互いに利益があってこその関係なのだということに改めて気付かされました。太田/それはまさに、経営の視点でもありますね。私は逆に、そうしたハードパワーの重要性ばかりを考えていたので、大坪さんのような人的交流といったソフトパワーの面はおろそかにしがちでした。しかし、過去の民族紛争などが問題となっているように「民族間のわだかまりを解決する方が先だ」という意見も、他学部の方から数多くありました。確かに国際協力は国と国の関係ですが、その基本は現場で活動する人と人との関係です。大坪さんの言うように、公開科目でのディスカッションではいつ公開科目は、学部の専門教育科目を他学部の学生が受講し、単位取得できる制度です。同じ科目を受講した異なる学部の2人に、それぞれの視点から学んで得たものについて語ってもらいました。法学部「国際協力論」を受講して公開科目Interview経営学部国際協力論自分にはない考えや視点に触れ、驚くことばかりここで得た気付きを生かして、将来にチャレンジしたい人間環境学部国際協力論東京都私立桜美林高等学校出身経営学部 経営学科 3年太田 隆二新潟県立長岡高等学校出身人間環境学部 人間環境学科 3年大坪 紗耶

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