法政大学 大学・入試案内2017
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先端技術と資材、装置がそろう環境で時代を先取りする生命科学教育を実践 ヒトをはじめ多くの生物のゲノムの全構造が解明されたことで、生命科学は今転換期を迎えています。細胞と、細胞を構成する分子それぞれの機能を解明しながら、それらが集合した際の機能まで追究する、新たな細胞生命科学・分子生命科学が求められています。こうした時代背景を踏まえて、生命機能学科は、「細胞個性学」と「分子個性学」を特徴とする新しい「生命機能科学」を提案。ゲノム、蛋白質、細胞の3つに焦点を当て、最先端の生命科学教育を進めます。2年次から研究室での研究が可能なため、早い段階からじっくりと研究に携わることができます。専門をより深める際に欠かせない科学英語の修得も重視しています。生命機能学科入学定員:72人DEPARTMENT OF FRONTIER BIOSCIENCE学生同士の自由な議論を通して論理的な思考力、考える力を鍛える地球温暖化や食料問題、エネルギー問題…。これら地球規模の問題解決につながる研究が、ここ水澤研究室で行われている。テーマは、光合成。植物の光合成装置は、高温や紫外線、乾燥などの環境ストレスに弱い。その構造を解明し、安定性を強化できれば、枯死を防いだり、砂漠地帯でも育つ植物を作り出せる。また、太陽光を化学エネルギーに変換する技術開発の可能性も広がっている。まさに、サステイナブル社会実現に向けての研究なのだ。この日のゼミでは、植物の祖先であるラン藻の光合成装置に関する学生の研究報告が行われていた。他の学生は静かに耳を傾けていたが、水澤教授が「精製手順での着目点についてどう思いますか?」と問い掛けた途端、次々と意見があがった。少人数のアットホームな雰囲気もあってか、学年を問わず自由に意見が交わされ、活気づいていく。「自由な議論を通して、自ら考える力や論理的な思考力を養ってほしい。そして、まずは一人前の社会人になり、いずれは研究者として環境問題改善に貢献してもらいたいと願っています」と水澤教授。光合成の解明という地球を救うかもしれない研究は、学生が自由に意見を述べ、自主的に探究できる環境の中で深められていた。水澤 直樹 教授ゼミテーマ実ゼ況ミ!ナール生命機能学科 3年 茨城県私立茨城キリスト教学園高等学校出身倉持 里佳子自分の発見が他の研究と結び付き、人の役に立つと思うと気持ちが引き締まります。環境・食料問題の解決にもつながる光合成の仕組みを解明する光合成および光合成の安定化生体で機能する一分子を解析する「生体分子ナノ計測システム」、ゲノム全遺伝子の構造や発現を解析する「生命ゲノム解析システム」など、最先端の資材・装置を備えています。最先端の技術と資材・装置生命科学の最先端に対応する3コースゲノムの全遺伝子の機能を明らかにし、生物が利用する遺伝子を選択する仕組みの解明を目指します。ゲノム機能コース多数の遺伝子と蛋白質が共存する細胞一つ一つの個性解明を目指します。細胞機能コース遺伝子の情報を利用して蛋白質が合成され、立体的に折りたたまれることによって機能を発揮する仕組みを掘り下げ、さらに人工蛋白質の設計へ発展させていきます。蛋白質機能コース「分子生物学」「生物化学」「細胞生物学」「生物物理学」を基盤としたゲノム、蛋白質、細胞の構造機能を学ぶカリキュラム体系を採用しています。1年次より実験・演習を開始し、2年次から研究室に所属する実践的教育を重視。また英語についても、1年次から「生命機能学英語」を開講し、SAプログラムやERP※科目を設置するなど、充実しています。ユニークなカリキュラム※ERP:英語強化プログラム

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