法政大学 大学・入試案内2017
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創生科学科 4年愛知県私立金城学院高等学校出身杉野 未有自分のやる気次第で、たくさんのチャンスや経験を得られる研究室です。フィールドは、人から宇宙まで―科学を社会に生かす理系ジェネラリストを育成 創生科学科では、科学の礎である物理学と数理学を根源的な部分から学びます。例えば、高校では物理の法則を習うのに対して、本学科ではその法則が発生した背景や現実問題との関係などを探究。そこで修得した「科学のみちすじ」と呼ぶ、科学的な考えと問題解決方法をさまざまなフィールドで応用します。そして、多分野にわたって問題を解決できる統合力と汎用力を身に付けます。フィールドは、「物質」「自然」「人間」「知能」と、従来の理系分野を超えて展開しています。また、語学に力を入れ、社会で求められる情報発信力、コミュニケーション能力の向上を目指します。 本学科の英語名は「Department of Advanced Sciences」。創生を表す「Advanced」は未知の分野に切り込んでいくことを意味し、「Sciences」は広いフィールドを示すために複数形になっています。この英語名から読み取れるように、本学科では、理系・文系を問わずあらゆる分野に自らの力で切り込み、課題に取り組む「理系ジェネラリスト」の育成を目指しています。創生科学科入学定員:110人DEPARTMENT OF ADVANCED SCIENCES次世代のコンピューティングシステムを模索する同じ研究者として教授と議論し合うゼミ風景に、人間成長の場を感じたまさに今、新たな説が生まれようとしている瞬間を見ているのかもしれない。一つの処理作業を数億台という規模のコンピュータ群に分担して行わせ、それをいかにスムーズに、省電力で実現するかという分散システムについて研究を進める滝沢研究室。先ほどから、滝沢教授が主宰する国際会議への論文提出と発表を前に、学生と教授の協議が続いている。「省電力を実現するには、XYZという3ルートのうち、最短ルートであるXを確保する必要があります」と教授。そこに一人の学生が意見を述べた。「でも先生、場合によってはYZのルートを迂回した方が省電力につながる可能性は考えられませんか?」それは、教授にとっては実に素朴な疑問だったかもしれない。しかし教授はこう答えた。「なるほど。新たな可能性として、次の学会へ向けた研究を一緒に進めてみよう」。なんて柔軟な考え方なのだろう。二人の様子は、まるで見えない真理を模索し合う研究者仲間のようだ。そんな滝沢教授には、口ぐせがある。「研究を通して、人間を鍛えろ」。小さな研究室の先にある国際会議という大きな舞台。世界中の研究者たちと出会い、刺激し合い、人間的に大きく成長できる可能性を滝沢ゼミに感じた。滝沢 誠 教授ゼミテーマ大規模分散システム・省電力分散システム宇宙開発やエネルギー、環境分野への日本の進出は思うように進んでいません。この一因には、財界・企業リーダーに対する技術情報の周知不足や、企業のトップに理系出身者が少なく、科学的判断ができる人材の不足があると考えられます。本学科では、世の中が求める、こうした状況を打開できる人材を育てます。多様な業界から求められる人材へ修得した理論を実践に展開する分野として、4つのフィールドを設定。理系ジェネラリストとして活躍するため、各自のフィールドを深めながらも全分野の科目を学びます。理論を実践に展開する4フィールド実ゼ況ミ!ナール●極小世界としての「物質」/量子・ナノに重点を置いて展開●極大世界としての「自然」/宇宙を主なテーマとして展開●社会的世界としての「人間」/心理・環境・言語などを追究●人間の情報処理の過程としての「知能」/情報の処理過程を中心に展開

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