法政大学 大学・入試案内2017
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経営システム工学科 4年東京都私立工学院大学附属高等学校出身南沢 伸哉研究で深めた品質保証や生産管理の知識を、将来は生産現場の指揮に生かしたいです。経営に関する数理分析に精通するマネジメント・エンジニアを育成 経営システム工学とは、現代社会の複雑なシステムを数理的に理解し、諸問題の解決を図る学問です。例えば、トヨタ自動車の「かんばん方式」や、コカ・コーラボトラーズの配送計画などが成功例として挙げられます。 経営システム工学科では、企業組織の中での問題を数理モデルで表現し、さまざまな解析手法を用いて、問題に対する提言を行う力を養います。数理モデルの作成には、オペレーションズリサーチ(OR)と呼ばれるマネジメント・サイエンスの基本的方法論が必要です。本学科では、その基礎となる確率・統計学および効率を最大化するための数理計画、応用に必要な解析(微分積分)、代数への理解を深めるとともに、「経済の方向性の理解(経済分析)」「資金調達の仕組み(金融工学)」「生産などの事業計画(生産管理)」という3つの総合プランと実施工程、コンピュータ上のシミュレーションへの専門知識を修得していくカリキュラムを構築しています。経営を数理的に理解し、経営イノベーションに取り組める人材を育成します。経営システム工学科入学定員:80人DEPARTMENT OF INDUSTRIAL AND SYSTEMS ENGINEERING身近な社会現象の裏を数理的手法で解明し、問題を解決する複雑な数式の並びから刺激ある世界がどんどん広がっていくホワイトボードいっぱいに書かれた複雑な数式をめぐって、田村准教授と学生たちの意見交換が続いている。田村研究室では、社会を支えるあらゆる業態のシステムや作業を最適に進めるにはどうすればよいかを、数理的手法を用いながら研究している。例えば、スーパーのレジ精算で並ぶ来店客の待ち時間をいかに短くするかについてだ。「最小の店員数で、最大の利益をどう狙うかだけど…」「店員の熟練度によって作業の速さは異なるけど、時間までは分からないよね。どう数式に組み込めばいいんだろう」。その議論を田村准教授は静かに見守っている。そして、静かにアドバイスを与えていく。「一日の中でも混雑状況は違うよね。朝10時から夜10時までの営業として、レジの数と客の入数から、店員一人当たりの処理時間を計算し、それを基準に速さを割り出してはどうだろう」田村准教授はこのゼミの魅力をこう語る。「先ほどの学生たちは小売業への就職を希望しています。自分の将来に合わせた研究を進められるのも、このゼミの利点の一つでしょうね」身近な社会現象の裏が、数理的手法で見えてくる。田村研究室の静かな演習風景の中に、そんな新しい世界をのぞき見る楽しさを感じた。田村 信幸 准教授ゼミテーマ確率システム解析実ゼ況ミ!ナールキャリア設定に沿った科目を履修できる4分野構成社会計画・生産・輸送・企業経営・行政サービスなどにおけるさまざまなシステムの数理モデルを構築し、リスク評価も行える人材育成のための科目群。数理システム分野企業の仕組み、会計、金融システム、金融工学などを理解し、技術開発やリスク管理を行える人材を育成するための科目群。企業システム分野経済政策・公共政策の立案や環境マネジメントなど、社会システムの立案を数理工学的な立場から行うことができる人材を育成するための科目群。社会システム分野ものづくり(生産・流通)のシステムや大規模ソフトウエアの製造におけるプロジェクトマネジメント技術を、実際の問題解決に応用できる人材育成のための科目群。生産システム分野

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