法政大学 大学・入試案内2017
122/248

ロボットから航空宇宙まで、次世代のものづくりを見据えあらゆる製造分野を支え、発展させる力を養成機械工学とは、熱力学、機械力学、流体力学、材料力学を基礎とした機械設計・製作のための学問であり、日本の製造技術分野を支える領域です。機械工学専修では、これらの領域に加えて航空宇宙分野の研究も充実していることが一つの特徴です。従来の機械工学分野にとどまらず、情報工学、電気・電子工学、経営マネジメント領域までをカバーし、技術開発の可能性を広げます。本学大学院理工学研究科とJAXA(宇宙航空研究開発機構)が、連携大学院協定を締結しており、その研究活動に触れる機会もあります。また、機材に触れ、自分の目で見て、物の動きや変化を体感することによって、エンジニアとしてのイメージ能力や応用力、感性が養われ、座学への興味と理解も深まると考え、実験科目を充実させています。機械工学科 機械工学専修入学定員:113人DEPARTMENT OF MECHANICAL ENGINEERING / COURSE OF MECHANICAL ENGINEERING環境に優しい航空機技術の開発を目指して、地球規模の環境に貢献JAXAと連携して実践的な研究・実験を進めるジェットエンジン燃焼器の噴霧や燃焼特性、流体のレーザー計測技術などの研究を行っている林研究室では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携して進めているプロジェクトがある。この日発表が行われた研究もその一つで、「NOx※の排出量削減を実現させる燃焼器の技術開発」がテーマ。航空輸送は年々増えており、それによって排出される有害物質も相当な量になることが予想されているため、確立が急がれる技術だ。先輩から後輩へ、林研究室で何年も継続して取り組んでいるこの研究は、すでに実用化が始まっており、今もさらなる高度化を目指している最中だ。単にNOx排出量を削減するだけでなく、燃焼効率の確保も目標としており、近々アメリカで開催される学会で研究発表する予定だという。これほど高度な研究ができるのは、実験の場が多く設けられているからだ。「革新的な技術を開発するには、知識や記憶に頼るのではなく、現象について自分の頭で考えることが大切です。実験はその訓練となる場」と林教授は語る。企業との共同研究も多く、現場の研究員から開発の実際を学ぶことによって、より実用的な技術を考えられるようになるという。こうした体験を通じて、学生たちは安全で環境に優しい燃焼器の開発に情熱を注ぎ込んでいくのだ。林 茂 教授ゼミテーマジェットエンジンの環境技術実ゼ況ミ!ナール最先端工学を学ぶ6つの履修コース介護補助のための福祉ロボットなど、人間との関わりを強く持つ次世代のロボットを開発。ヒューマンロボティクスコース新素材の開発とその加工法を学び、地球環境にも配慮した先端的加工技術を開発。マテリアルプロセッシングコース熱力学や環境工学を土台に、資源循環型エネルギー社会を構築するためのものづくりを学ぶ。環境・エネルギーコース十分な耐久性、安全性、信頼性が要求される航空機および宇宙往還機などの先端技術を修得。航空宇宙コース機械部品に対する高強度化、軽量化、高機能化などの要求を満たし、信頼性の高い機械を設計。材料物性・強度コースCAD/CAM/CAEなどのソリューション技術や、設計科学を総合的に修得。デジタルエンジニアリングコース機械工学科機械工学専修 3年 東京都私立品川女子学院高等部出身高岡 麻衣自分で設計開発した部品が、誰かの役に立つ日を夢見て、研究に励んでいます。※NOx:チッ素酸化物

元のページ 

page 122

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です