法政大学 大学・入試案内2017
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人にやさしく、美しい「ものづくり」をコンセプトからマネジメントまで総合的に研究 デザインというと建築や製品の見た目のみを考えがちですが、実は形の奥にある物事への理解が不可欠です。人々のニーズや、構造・機能といった技術、コストや納期の条件など、表面の美しさと同時に、背後にある仕組みを考えることを、システムデザインと呼びます。システムデザイン学科では、ものづくりの全体像を3領域から捉え、必要な知識や技術、考え方を多角的に学び、「デザイン思考」を具現化する力を育てます。また、横断的な工学的知識と豊富な実習によって、実社会と連携した新しい「価値・もの・システム」づくりの実践力を追究します。システムデザイン学科入学定員:80人DEPARTMENT OF ENGINEERING AND DESIGNいつでも、どこでも、誰にでも優しいユニバーサルなメカトロシステムを創造目の前の現象から課題を見いだし、解決策を探るものづくりのプロセスを体得机の上に置かれた、基板のような小さな装置。そこには小型のコンピュータ、モータとドアノブを小さくしたようなツマミがある。手元のパソコンでプログラムを作成し、ツマミの回転によりモータの速度をスムーズに調節する―それが今日のゼミのテーマだ。二手に分かれた学生たちは、どちらが早く成功するかで盛り上がっている。ある学生は精密ドライバーを手に作業を進め、別の学生はプログラムに必要な数値を検索する。間もなく「できた!」と、片方の班が声を上げた。一同が、机の上を凝視する。モーター音と共に回転するツマミ。しかし、スムーズな動きにはまだ程遠い。「プログラムの書き方を工夫してごらん」と小林教授。板書されたヒントを前に、議論が始まった。気が付けば、競争していた2班が今や一丸となってアイデアを出し合っている。こうして90分の時間内に、ゼミ生たちはそろって目標に到達することができた。共同作業を通じて基礎を学んだ学生は、やがて卒業研究で、各々のテーマに取り組んでいく。「自分の頭で考え、課題を発見する力を養ってほしい」という小林教授の言葉通り、自ら課題の発見と解決に取り組む学生たちの姿が印象的だった。小林 尚登 教授ゼミテーマユニバーサルメカトロデザイン3年次の実習系科目では、少人数のチームを組み、「生活を楽しくするもの」などの現代社会のニーズに対し、解決策を製品化します。3年次には製品を企画制作3つの学問領域をバランス良く学ぶことで、多角的なデザイン思考を養成し、社会で幅広く通用する能力を身に付けます。「ものづくり」を総合的に研究実ゼ況ミ!ナールシステムデザイン学科 3年東京都私立吉祥女子高等学校出身斎藤 麻由香デザインとテクノロジーを両立させたものづくりを学べることが魅力です。クリエーション系人々が求めている“何か”を具体的な形にするために必要とされる構成力・編集力・発 想力を磨くマネジメント系社会が求める「もの」を戦略的かつ経済的に市場へ投入する仕組みの構築、管理を学ぶテクノロジー系構想やアイデアを実現するための構造や機能、素材を工学的側面から検討するデザイン思考

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