法政大学 大学・入試案内2017
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工学の知識のみならず芸術的感性も磨き「アーキテクトマインド」を育む 建築学科では「アーキテクトマインド(=技術のみならず芸術的素質も備えた、次世代の建築家に必要とされる感性)」を身に付けることを目標としています。「建築は単に機能を満たしていればいい」という時代は過ぎ去り、社会と人類にとって真に有意義な建築物を作り出す時代が始まっています。本学科では工学の知識だけではなく、芸術、歴史、文化、思想、社会、経済をも包括する知識と感性を探求します。美しいだけでも機能的なだけでもない、人間らしさを保障する建築を生み出す能力を育みます。建築学科入学定員:132人DEPARTMENT OF ARCHITECTURE建築の空間は、合理性と人間の感性を融合させるもの柱1本窓1つも、無数の思考の積み重ねであることを学ぶ安藤教授の研究室は、有機的な意匠、例えばハチの巣などのパターン解析を展開し、人の居住空間へ応用していくといったボーダーレスな刺激に満ちている。球や円柱などシンプルな図形を使い、パターンを複雑に配置することで、予想もつかなかった機能や利便性を持たせることも可能になるのだ。教室では、10人ほどのゼミ生たちが肩を寄せ合うように、プロジェクター上の、ある学生の卒業設計を見つめる。球形のアルゴリズム・パターンを応用したもので、CG解析でレイアウトされた作品が映し出されている。安藤教授が、画面を指しながら講評を始めた。「せっかくパターンを丹念に描き出しても、見る側に伝わらないと意味がないよね」と努力を評価しつつも厳しいコメント。学生も真剣にメモを取る。次に、日本図学会大会の発表に選ばれた論文への言及に移る。対象は、コルビュジェ建築の“窓”。面積や採光を分析した野心的な試みだ。教授は代表作『カップ・マルタンの休暇小屋』を例に「コルビュジェに単純な数値化は通用しないはず」と断じた。巨人コルビュジェに挑むなら、せめて緻密な理論武装を、との叱咤激励には、環境共生を目指す、次代の建築を担う若者たちへの熱い期待が感じられた。安藤 直見 教授ゼミテーマ空間解析論建築設計の技法をスタジオで実習します。設計製図の基本から、身近な建築のデザイン、空間や機能、環境、設備のデザイン、そして工法、表現力を4年間かけて段階的に学びます。教員とともに実際に手を動かし、作業をしながらものを考え、作り出していきます。学びの中心は「デザインスタジオ」1年次の導入ゼミでは、都内の街歩き「ウォークラリー」を実施。学部生、大学院生、卒業生が200人以上集まり、グループごとに都内を歩きながら建築を見学します。東京を再発見するとともに、最先端の建築に触れることで、創造的な刺激を受けられます。ウォークラリー実ゼ況ミ!ナール建築学科 4年 石川県私立星稜高等学校出身森川 将行厳しい指導と同時に、進路や卒業研究に親身に相談に乗っていただいています。総合的な創造性を探求する教育アーキテクトマインド総合デザイン力文化性倫理観建築の公理芸術性教養力表現力

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