武蔵大学 大学案内2017
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74 MUSASHI MAGAZINE 2017メディア社会学を学ぶための基礎をつくる1年次。前期の「基礎ゼミ」では学生自身が興味・関心のある現代社会の問題を通して、社会学的に考えるための文献の読み方、まとめ方、報告の仕方、議論の仕方を学びます。後期は「応用ゼミ」でディスカッションやディベート、各種コンテンツの活用法などを学びます。15名程度のクラスで実践的な演習を行います。メディアの内容分析や定量調査、街や施設のフィールドワーク、もしくはメディア・コンテンツの制作(公共広告・映像制作・CM制作・Webサイト構築など)を、現場の感覚を養いながら学びます。また、国内外でのフィールドワークや、データ分析に特化した方法論ゼミなども開講予定です。3年次からは専門ゼミがスタート。卒業までの2年間をかけて、卒業論文か卒業制作(作品)を仕上げます。自分のテーマを決めることを意識しながら、先生との交流、ゼミ生同士の協力を通して研究活動に取り組みます。テーマに沿った専門的な文献を輪読したり、グループや個人で卒業論文・卒業制作につながるプレ研究に挑みます。3年間で学んださまざまな知識と技術を土台に、さらに高度なレベルの研究をめざします。4年間の成果は卒業論文として、あるいは印刷物・映像作品などによる卒業制作として提出されます。■ メディア社会学科のゼミのステップ■ 教員・担当ゼミ紹介1年次2年次3年次4年次メディア社会学初年次基礎ゼミメディア社会学初年次応用ゼミメディア社会学方法論ゼミメディア社会学専門ゼミメディア社会学専門ゼミ卒業論文・卒業制作グローバル時代のメディア社会学、移民研究グローバル時代のメディアと社会インタビュー調査とフィールドワークを通して、五輪のようなメディア・イベントから在日外国人の意識まで、グローバルな視点で研究します。最近の例では、W杯と人々の帰属意識について研究し、冊子『君は何色のユニフォームを着ていたか』(2年次実習)、『私はナニジン?』(3年次ゼミ)を作成しました。アンジェロ・イシ 教授● ゼミテーマ企業と社会、広報学社会と企業の関係を広報論から学ぶ。観光広報、地域の広報も扱う江上 節子 教授● ゼミテーマジャーナリズム、政治とメディア、マルチメディアとジャーナリズムニュースを制作してニュースを理解するビデオジャーナリズムの手法で、企画、取材、撮影、ナレーション、編集まですべて自分で行い、映像パッケージをWebにアップします。取材現場で発生するさまざまな問題に、現実的な解決方法を自ら発見してニュースを見る眼を養うことをめざします。奥村 信幸 教授● ゼミテーマメディア論、コミュニケーション論メディアとコミュニケーションに関する実証的研究社会現象から集団や人間の本質的な傾向や指向性の変化を探り、メディアとどう関連しているかも考えます。2015年度は、集団内で使われる流行語と規範、ヴィランズ(悪役)の機能と意味などの共同研究を行いました。小田原 敏 教授● ゼミテーマNPO論、ソーシャルメディア論ソーシャルメディアは人々の声がダイレクトに反映される場です。ソーシャルメディアで人々が何を語っているかを量的に分析することで、思い込みや印象論ではない、論拠を得られます。2015年度のゼミでは、YouTuberがソーシャルメディア上でどのように語られ、受容されているかを分析し、新しい時代の働き方に迫りました。粉川 一郎 教授ソーシャルメディアの量的分析● ゼミテーマドキュメンタリー研究、映像アーカイブ論、テレビジャーナリズムドキュメンタリー番組を制作する取材・企画・ロケ・編集・コンクール参加・上映や放送・・・ こうした過程を通じて、社会と出会い、人間と出会う場がドキュメンタリー制作です。自分はいかになにも知らないか、世の中はなんと奥が深いのか。面白すぎてきっとやめられないそんな学びの現場にようこそ。永田 浩三 教授● ゼミテーマメディア・リテラシー論、教育工学メディア・リテラシーを育む取り組みについて研究します。具体的には、メディア教育の実践や教材を調査・分析したり、自ら教材を制作したりします。メディア社会学を学んだ人として社会に貢献することをめざします。中橋 雄 教授メディア・リテラシーと教育● ゼミテーマメディアコミュニケーション論震災後の日本社会の抱える問題と若者の生き方市民参加型ジャーナリズム、メディア企業のCSR(社会的責任)の観点から、震災後の日本社会の問題について検証します。2015年度は、計7回、被災地でのフィールドワークを行い、CATV局向け番組を制作して放送しました。松本 恭幸 教授● ゼミテーマ音楽社会学ポピュラー音楽と人と社会音楽に関する社会分析をテーマに、学生自身が課題を決めて調査型レポートを作成します。2015年度は、ロックTシャツ、ロキノン系の由来と展開、インディレーベルのインタビュー、アニソンクラブの参与観察、歌謡曲の歌詞分析などを実践しました。南田 勝也 教授● ゼミテーマ社会心理学、メディアコミュニケーションメディア利用と人々の心理との関係を明らかにするために、アニメの内容分析やメディアに対するイメージ調査、メディアを用いた心理学実験を行います。キャラクター、広告、電子メディアなどの影響を主に研究します。山下 玲子 教授メディアに関する社会心理学的研究● ゼミテーマ※担当ゼミの一部を紹介しています。NEWS「ACジャパンCM学生賞」8年連続受賞! 社会実践プロジェクトの1つ「ACプロジェクト」では、毎年、学内コンテストで選抜された作品を「ACジャパンCM学生賞」に応募しています。2015年度(第12回)はメディア社会学科4年生による作品『それって、どう感じる?』が奨励賞を受賞。人によって感じ方が異なることに配慮する大切さをアニメーションで伝える作品として評価されました。広報とは説得の工学でもあり、信頼の構築でもあります。どのようなことをどのように伝えていくべきか。人々の情報行動は広報によって影響され、広報は極めて重要な役割を担います。社会を形成する世論と広報、広報の理論とそのケース研究を行います。【 社会実践プロジェクト】「講義や実習で得た知識を生かし、社会に向けて自らの知見や主張を積極的に発信していこう」という考えに基づき、より現実的で実践的な学びを推進する社会学部のプロジェクト。

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