武蔵大学 大学案内2017
63/162

MUSASHI MAGAZINE 2017 61人文学部ー日本・東アジア文化学科芥川龍之介『河童』論●日本の舞台芸能にみる日本人の死生観について ―能と歌舞伎の比較―●『うたふ』に準じる和歌 ―古今集和歌の歌謡的側面の考察―●日本文化の影響による新中国語 ―1990年代以降におけるACGに関係する日本語由来の中国語の流入―●室町前・中期における烟田氏の動向と鎌倉府●黄表紙挿絵における看板登場の効果●鮫人にみる浅草オペラ●祭の観光化―江島神社の天王祭を事例に―●戦後の「広告手ぬぐい」●戦時下における愛国婦人会の食生活改善運動●K-POPにおけるダンスミュージックの歴史と展望●東南アジアにおける日本食の受容 ほか 論文のテーマを決める際には、扱う作品についてゼミの先生の質問に答えられなければなりません。当初はうまく答えられず、作品を理解しきれていないことを痛感させられました。また、先生からのアドバイスとして、しっかりとした根拠を持つことの重要性を学びました。作品について考察するとき、つい自分の思い込みで進めてしまうことがあります。そこで、研究を進めるにあたり、作中の内容と実際の出来事で関連性のある事象を比較し、丁寧に根拠を見出すことを心がけました。たとえば、この作品が書かれた当時は、人身売買が存在していました。そこで当時の刑法についても調べ、現代との違いを検証しました。こうした時代背景も、作品を理解する上でかかせないと考えたからです。この作品は、一般には当時の社会を風刺した小説ととらえられていますが、私は芥川が風刺を通じて、その先にある自身の苦悩を表現していると考えました。大変難しいテーマでしたが、その後自殺に至るほどの彼の苦悩を少しでも理解しようと作品を読み込んでいきました。細野谷 諭さん 卒業論文テーマ2015年度 日本・東アジア文化学科卒業論文テーマ芥川龍之介の晩年の作品である『河童』に登場する河童の世界は、人間の世界とは異なる文化、風習を持つ。この河童の世界を通して、芥川が表現したかったことは何か。当時の社会や芥川自身の様子から考察した。★2017年4月コース改編予定。  旧カリキュラムのコースに所属する学生を紹介しています。日本・東アジア文化学科 日本文化コース(旧) 2016年3月卒業東京都・私立実践学園高等学校出身就職先:株式会社キングジム詳細はP.21,80-81■ 取得をめざせる資格■ 業種別就職状況図書印刷(株)/日本精工(株)/日立住友重機械建機クレーン(株)/フランスベッド(株)/タカラスタンダード(株)/(株)キングジム/三菱食品(株)/都築電気(株)/(株)イトーヨーカ堂/(株)みずほ銀行/日本生命保険(相)/富国生命保険(相)/(株)オリエントコーポレーション/中央労働金庫/(株)JR東日本ステーションサービス/大和リゾート(株)/(独)国立病院機構/(公財)大学基準協会/(株)ジェイアール東海ツアーズ/ANAエアポートサービス(株) ほか・日本語教員・中学校教諭1種免許状(国語・社会)・高等学校教諭1種免許状(国語・地理歴史・公民)・学芸員単位:%■ 主要就職先別冊PLUS P.14-15学部別の情報は学部別の情報は別冊PLUS P.14-15

元のページ 

page 63

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です