武蔵大学 大学案内2017
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54 MUSASHI MAGAZINE 2017ヨーロッパ文化にかかわるさまざまなテーマをもとに、各自の研究・発表を通じて、大学で学ぶ基礎を身につけます。また、ほかの学生の発表やゼミでの討論から多様な考え方があることを知り、視野を広げます。基礎ゼミで身につけた情報収集力や研究発表方法を定着させるとともに、さらにのばしていきます。さまざまな分野から関心のあるゼミを自ら選び、ヨーロッパ文化の研究に必要とされる発展的な知識、調査・分析能力などを身につけていきます。関心を持った分野を、より深く考察できるゼミが始まります。きめ細かな指導のもと、ヨーロッパ文化に対する専門的な理解を深め、あなたが感じている疑問、研究テーマの答えに迫っていきます。卒業論文の執筆にとりかかります。これまで得た知識をもとに専門分野を掘り下げて学び、研究・発表を重ねていきます。柔軟な思考と新鮮な発想力を養いながら、4年間の成果を卒業論文にまとめましょう。■ ヨーロッパ文化学科のゼミのステップ■ 教員・担当ゼミ紹介1年次2年次3年次4年次ヨーロッパ文化基礎ゼミナール中級ゼミナール専門ゼミナール卒業論文準備ゼミナール(後期)卒業論文ゼミナール卒業論文ヨーロッパ中・近世史、ドイツ史、スイス史、日欧交流史中世~近世ヨーロッパにおける重要な歴史的事実から、現代世界との連続性と断絶の両面を確かめます。2015年度は、貴族と民衆、都市と農村、服飾と食生活、宗教と祝祭、戦争と平和、芸術と学問などのテーマを扱いました。踊 共二 教授ヨーロッパ文化史● 専門ゼミナール(歴史と文化)近現代美術史、表象文化論、モダンアート、ジェンダー論ヨーロッパ芸術からイメージを読む西洋絵画を中心に、ポスター、建築、写真などを歴史や社会とのかかわりも踏まえて学びます。2015年度は「19世紀末芸術」から「20世紀モダニズム芸術」への変化を学び、各自で選んだテーマについて調べました。香川 檀 教授● 専門ゼミナール(芸術と文化)フランス文学フランスの近現代の文学作品の抜粋を原語で精読し、翻訳では理解できない文体上の問題などにも注意しながら、読解、分析、発表を行います。2015年度には、ミュッセ、ゾラ、サン=テグジュペリなどを扱いました。木元 豊 教授フランス文学テクスト読解● 専門ゼミナール(文学と文化)ドイツ語文法論、ドイツ語史、北欧語学、比較言語学、言語政策、ドイツ語教育学このゼミでは、さまざまなドイツ語表現のニュアンスの違いにふれ、ドイツ語動詞に見られる形と意味の相互作用を考えます。2016年度はドイツ語における「現在完了形」と「過去形」の違いに取り組みます。黒田 享 教授動詞の「形」と「意味」のメカニズムを探る● 専門ゼミナール(言語と文化)比較芸術19世紀後半にパリで印象派が誕生した背景について、1930年代までの版画、絵画、装飾美術、建築、文学、音楽などから考えます。フランス、特にパリに行ってみたい人にふさわしいゼミです。小山 ブリジット 教授印象派時代のパリ● 専門ゼミナール(芸術と文化)ドイツの文化と社会、日独比較文化研究、19-20世紀ドイツ語圏の哲学、現代ポピュラー文化音楽、TVドラマ、映画、SNSなどポップカルチャーを題材に、現代の日本とドイツの比較文化研究をします。2015年度は、学生と同世代の3名のドイツ人留学生を迎え、ドイツの最近の情勢や流行について意見交換をしながら学びを深めました。ライニ・シュヴェーデ 教授現代ドイツと日本の文化比較● 専門ゼミナール(社会と文化)フランス語学『リサとガスパール』『ぞうのババール』などの絵本を読み、動詞時制、冠詞など、日本語と異なる仕組みを分析します。フランス語の仕組みを日本語や英語と比較して、人間にとって言語とは何かを考えます。西村 淳子 教授絵本で学ぶフランス語表現法● 専門ゼミナール(言語と文化)フランスの歴史、ヨーロッパと非ヨーロッパ圏の交流の歴史、ヨーロッパ近現代史グローバル化する世界とヨーロッパ世界の一体化が進むにつれて、ヨーロッパはどう変貌したのか。19~20世紀の歴史や現代社会を通して考えます。2015年度は人やものの移動、あるいは戦争やヨーロッパ統合などをテーマに、全員で議論しながら進めました。平野 千果子 教授● 専門ゼミナール(歴史と文化)ドイツ・ロマン派の文学、近代西洋音楽史とドイツ・オペラ音楽史と文学史の交錯・19世紀以降を中心にオペラや歌曲などを鑑賞しながら、その文学的・文化史的背景を探究し、現代の上演例を通じて「創造芸術」と「再現芸術」の違いを考えます。2015年度は、ゲーテやシラーなどドイツ文学を原作としたオペラ作品を扱いました。光野 正幸 教授● 専門ゼミナール(文学と文化)パスカルを中心とする17世紀フランス思想、キリスト教史創世記の物語は偉大と悲惨という対立的人間観を表しています。この2テーマを軸に、各々関心のある思想家を選び発表します。これまでのゼミではモンテーニュ、パスカル、ホッブズなどを扱いました。望月 ゆか 教授「創世記」とキリスト教的人間観● 専門ゼミナール(宗教・思想と文化)中欧文化論、近現代ドイツ文学、ヨーロッパ小説論中欧文化圏を文学から読み解く近現代のドイツ文学を原語で精読し、中欧の複雑な時代背景を読み解きます。2015年度はチェコのプラハを舞台としたマイリンクの『ゴーレム』と、オーストリアとスロヴェニアを舞台としたハントケの『反復』を読んで議論しました。桂 元嗣 准教授● 専門ゼミナール(文学と文化)ヨーロッパ思想史、哲学・宗教・芸術論、文学・神話・テクスト論「知的成熟の必須条件は、大勢に迎合しないことである」(アーレント)と実感してもらいます。たとえば、最近どうも画一的だと思う方は、すでにスタート地点に立っています。復活してきたファシズムをとらえ、異を唱える術を身につけます。小森 謙一郎 准教授20世紀の遺産と21世紀の思想● 専門ゼミナール(社会と文化)民間伝承研究、ドイツ民族学、文化人類学誰もが知っているフォークロアをアカデミズムの俎上に載せるには。その方法と実践について学びます。2015年度は分析手法に関する文献を中心に読み込み、その輪郭への理解を深めると同時に、各自が選んだ個別テーマについても発表・討論しました。嶋内 博愛 教授フォークロアの読み方● 専門ゼミナール(社会と文化)※ここでは専門ゼミナールを紹介しています。

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