武蔵大学 大学案内2017
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07第三者の視点教員の視点0304 東京四大学※として、学習院大学、成蹊大学、成城大学、武蔵大学には、多くの共通項があります。たとえば、少人数という点です。教員と学生の距離が近く、両者の関係性をより良好なものにします。これは学び、研究を深める上でのメリットの1つだと思います。また、ワンキャンパスのため、学生たちは学部のちがいをこえて、アイデンティティを確立し、結束力も強くなります。本学も、武蔵大学でも、ゼミでは教員が一方的に教えるのではなく、対話が中心です。価値観の異なる十数名のゼミのメンバーが共通の関心を持ち、問題解決に取り組む。学生たちが切磋琢磨するゼミは、一人ひとりの成長に確実につながります。グループワークで協力し合うという経験も、社会へのリハーサルになっています。ゼミはいわば社会の縮図です。ゼミで鍛えられた学生たちは、卒業後、さまざまな分野において活躍する機会を見出すことができるでしょう。 学生たちは、経済、人権、宗教など、複層した国際社会のなかで生きていかなければなりません。そのために、人生を生き抜く力を身につける必要があります。社会に出ると、コミュニティーや組織において自分の考えを持ち、役割を果たすことが期待されます。そのなかで、いかに個性を発揮できるかが問われます。武蔵大学のゼミは、3学部共通して他者と議論し、くり返し自分の力が試されます。本学独自のゼミ教育のプロセスを通じ、専門力、判断力、課題形成力、そして問題解決能力が培われていきます。客観的に自分が考えた結論を導くことができる。それは問題を発見し、根気よく解決する持続力にもつながります。これはまさに社会が求めている力だと思います。学生たちには武蔵大学の4年間を通じて得たものを発揮し、より良い社会、より良い日本、より良い世界をつくるために、影響力のある人に育ってほしい。そう期待しています。1981年一橋大学社会学部社会学科卒業。1986年一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士。一橋大学助手を経て1989年学習院大学法学部助教授。1993年教授。法人理事、法学部長などを歴任し、2014年4月より現職。ProfileToshikazu Inoue学習院大学 学長井上 寿一ProfileSetsuko Egami社会学部 教授江上 節子早稲田大学卒業後、株式会社リクルートにおいて人材情報誌各誌の編集長を歴任。その後、東日本旅客鉄道株式会社において要職を歴任。著書に『メディアプロデュースの世界』(共著、北樹出版)などがある。社会の縮図であるゼミで社会へのリハーサルを。問題解決能力が4年間で養われる。※ 東京四大学 : 旧制高等学校を前身とする四大学を指す呼称。学術・スポーツなどを通じて親善、交流を図っており、いずれも少人数教育を実践しているのが特長。

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