桜美林大学 大学案内2018
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トピックスオーディオ・ドラマパイプオルガンによるレッスン学内展示『和紙が形創る ひかりの庭展』「視覚」から解き放たれる演技演技を構成する要素のひとつである人間の「声」。この「声」のみの演技ですべてを伝えなければならないのがラジオドラマです。効果音やBGMなど、演出効果も、音声のみです。求められる演技も演出も、舞台演劇や映像など、「視覚ありき」の表現とはまったく異なってきます。芸術文化学群では、学生が「声」による演技の特性について学びながら、ラジオドラマ作品の制作に取り組みます。同時に、アナウンス、ナレーション、朗読など、さまざまな「声」の表現についても学び、実際に挑戦することで、演技の幅を広げていくこともめざします。発声さえできれば「声の演技は容易」と考えるのは間違い。実はそうではありません。「声」による表現の難しさ、奥深さに気づき、目に見えない「声」をひとつの芸術作品として仕上げること。視覚優先の現代だからこそ、「声」という表現が秘める可能性の再発掘に取り組みます。新たな時代が求める「灯り」を表現提灯や行燈、灯籠、かがり火といった伝統的な灯りに見られるように、かつて繊細であった日本人の「灯り」への感覚。生活の近代化にともなって「より明るい照明」を求め続けた結果、ほの明るさや薄暗さが醸し出す光と影のバランスを楽しむ機会は日常から失われました。2011年の東日本大震災以降、明るさを求め過ぎていた日本人の姿勢に警鐘が鳴らされ、省エネ性の高い照明への需要が増すのと同時に、「灯り」に癒しの効果を求めるニーズも高まっています。今一度、日本人にとって大切であった「灯り」への感覚を取り戻すべく、ビジュアル・アーツ専修では、光アートの第一人者を講師として招き、光をテーマにしたプロダクトデザインやアート作品の制作に取り組みます。インスタレーションなどの空間芸術においては、視覚とサウンドすべてがキャンバス。立体造形に合わせてBGMも新たに作曲されます。暗闇をかがり火で照らした太古の昔に思いを馳せながら、新たな時代が求める「灯り」の表現の創造に取り組みます。壮大な響きの中に神の声を聴く西洋音楽はその源をたどると、中世のキリスト教音楽に行きつきます。しかしパイプオルガンはさらに古く、実はキリストが生まれる300年ほど前に、エジプトで考案されたといわれています。一人の人間がたくさんのパイプを鳴らすこの楽器は、やがて地中海を渡って西洋世界に入り、キリスト教の楽器として教会を中心に発展しました。2300年もの歴史をもつこの楽器を学ぶことは、時の流れを超えて人間を支えてきた偉大な「何か」を感じることです。自分の指先で奏でているはずの音楽が、壮大な響きとなって全身を包み込みます。レッスンで用いる楽器は、スイス・フェルスベルク社の三段手鍵盤、足鍵盤つきのオルガンで、2005本のパイプを備えています。ドイツ・バロックと、フランス・ロマン派の音楽に適した色彩感ある音色です。芸術文化学群は入学定員を大幅増。 表現者育成をさらにパワーアップします。芸術文化学群は、2018年4月より入学定員を現在の250人から400人に大幅増。さらに日々進化する芸術文化表現に対応するため従来の4専修体制を再編成し、演劇・ダンス専修、音楽専修、ビジュアル・アーツ専修の新たな3専修体制でリスタート。表現者育成のさらなるパワーアップを図ります。桜美林大学における芸術教育の伝統を受け継ぎつつ、パフォーミング・アーツとビジュアル・アーツを学ぶ学生が連携する「ジョイント制作」や地域社会とのコラボレーションイベントなど新しいコンセプトのプログラムを積極的に導入。実技科目では、各分野で活躍する現役のアーティスト、クリエイターが授業を担当し、実社会の創作現場を視野に入れた指導を行います。めざすのは、創造力、発想力、表現力、デザイン力、プロデュース力を身につけ、社会で活躍する芸術文化の担い手を養成すること。芸術が持つ力を、人と地域と社会のために役立てられる人材を育てます。NEWS250人400人!入学定員入学定員芸術文化学群は3専修に変わります。収容定員増認可申請中上記の内容は予定であり、変更する場合があります。演劇・ダンス専修音楽専修ビジュアル・アーツ専修パフォーミング・アーツビジュアル・アーツ104J. F. Oberlin University 2018

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