東京工業大学 大学案内2019
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理学院「理学院」で知る。一流の知識に触れる。数学系 Department of Mathematics受入可能人数は、理学院から29名です。【講義科目】位相空間論*(第一~第四)/代数学概論*(第一~第四)/解析学概論*(第一~第四)/線形空間論第一・第二/幾何学概論第一・第二/応用解析序論第一・第二/代数学*第一・第二/幾何学*第一・第二/実解析*第一・第二/複素解析*第一・第二/微分方程式概論第一・第二/幾何学続論/代数学続論/複素解析続論/函数解析/確率論/位相幾何学*がついた科目は演習付きの科目です。数学は、数千年にわたり自然及び社会に関する諸科学の基礎を形成してきた学問です。数学系では、こうした長い蓄積と学問的背景を持つ数学の素養を修得し、高い数学的能力を持ち、社会の各分野で活躍できる人材を養成することを目的としています。カリキュラムでは、数学の各分野から基礎的な内容を精選し、学生が主体的に学べる演習形式を積極的に取り入れたきめ細かい指導体制のもと、現代数学の基本的な知識、及び数学的なものの考え方を確実に身に付けられるよう構成されています。さらに、専門書を深く読み解く少人数のセミナーでは、数学の高度な専門分野に触れることが可能です。人類のあらゆる知的活動の基礎である数学の素養と専門分野を学修し、論理的思考力と本質を見抜く力を養う。二重の周期を持つ楕円関数を発見した大数学者ガウスはこう述べました。「高等関数の内部に秘められた金鉱はほとんど未知の世界である。その真理の溢れるような豊かさはただ驚嘆の他はない。」この言葉は現代数学の対象にはさらにぴったりと当てはまります。未知の金鉱に踏み込み、美しい真理を見つけて味わうこと、それが数学の研究であるといえましょう。主な研究分野としては、整数論、表現論、保型関数論、代数幾何学、数論幾何学、位相幾何学、微分幾何学、複素幾何学、幾何解析学、偏微分方程式論、複素解析学、確率論、等があります。研究内容主な授業科目物理学系 Department of Physics受入可能人数は、理学院から61名です。【講義科目】物理数学(I, II, III)*/電磁気学*/電磁気学(II, III)*/現代物理学概論/解析力学*/量子力学入門*/量子力学(II, III)*/一般相対論/相対論的量子力学/熱力学*/統計力学*/統計力学II*/物理学のフロンティア/基礎固体物理学/物性物理学(I, II)/化学物理学/素粒子物理学/原子核物理学/宇宙物理学/プラズマ物理学/物理実験学*がついた科目は講義と演習が一体となった科目です。【演習科目】計算物理/研究プロジェクト/学士特定課題研究/学士特定課題プロジェクト【実験科目】物理学実験(A, B)物理学は、自然界のあらゆるスケールにわたって起こる現象を対象とした基本概念を研究する分野。物理学系では、物理学の基礎(力学、電磁気学、量子力学や熱・統計力学等)を系統的に学び、自然科学の先端研究に必要な知識を学修します。さらにカリキュラムでは、物理学をさらに深く理解できるように学生が主体となって活動する実験・演習科目を多数配置。このような教育方針のもとで、豊かな発想力や創造力、国際的視野を持ち、深い専門知識と応用力を兼ね備え、自然科学分野の第一線で最先端の研究を推進し、時代の要請に的確に対応できる高度な人材を養成することを目的としています。自然界の原理や様々な現象の法則を発見、解明して、科学技術の発展に貢献する学び。ニュートンが万有引力と運動の法則をまとめ上げたとき、天空における惑星の運動と地上の物体の運動とが、同じ法則に支配されていようとは誰も想像していなかったでしょう。このように、見かけは全く異なっていても物理学では同じ法則に従う現象として理解できるという普遍性が、物理学の最大の魅力です。それゆえ物理学の対象は、およそこの世の物質界に存在するものすべてといってよいほどで、星の生成消滅や宇宙の背景輻射といったスケールの大きなもの、超伝導や超流動といったアボガドロ数にも上る莫大な数の電子や原子が見せる現象、原子核や素粒子等物質の構成要素に迫るような極微の世界、等多岐にわたります。本学の物理学系においても上に挙げたような研究が行われ、国際的に高い評価を受けています。学生たちはこうした研究に参加することにより、おのずと第一線で活躍できる力を身に付けていきます。研究内容主な授業科目4次元の図形を可視化する研究に取り組む。目に見えない4次元の図形をハンドルという形に分解し可視化することで、4次元球面を研究しています。高校までで扱う球面は2次元球面といい、数学の世界では2次元以外の球面を考えることができます。数学は複雑な計算や式変形といったイメージがありますが、「4次元の図形を可視化する」という作業はそれとかなり異なります。頭を悩ませることも多いですが、画期的で楽しく、やりがいを感じています。伊勢 彩夏 さん 修士2年(2017年度)東工大「知識の箱」根源的な物理法則の一端に触れることの楽しさ。私の研究テーマは原子核物理。素粒子であるクォークやグルーオン、これらから構成されるハドロン等の研究を通して、現在の標準模型における強い相互作用を記述する量子色力学(QCD)という理論を解明していくことを目指しています。我々の世界の根源的な物理法則を研究し、その一端を理解できたときは非常に楽しく、これらについて自らの手で解明していくことに非常に魅力を感じます。入江 陽也 さん 修士2年(2016年度)東工大「知識の箱」12

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