東京大学 大学案内2017
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THE UNIVERSITY OF TOKYO 201741総合研究博物館低温センター 液体ヘリウムと液体窒素の学内安定供給、低温実験装置・研究室の学内共同利用、低温科学分野の開拓的研究を行っています。アイソトープ総合センター 放射線取扱者の教育訓練を行い、アイソトープ関係の施設・設備・専門知識を学内研究者および学生実習へ供するとともに、放射線利用の先端的研究開発を行います。人工物工学研究センター 人工物に関する諸問題を解決するために、社会の中の人工物、人工物と人との相互作用に関する教育研究を行います。生物生産工学研究センター 人類が直面する最重要課題である環境、食糧、資源・エネルギー問題を微生物・植物の持つ多様な機能を利用して解決します。アジア生物資源環境研究センター 環境破壊の問題が顕著に現れているアジア地域を対象とし、森林から耕地、水域にいたる生態系での生物生産をそれぞれの生態系の環境や地域社会と関連させながら総合的にとらえ、環境を修復・保全しつつ、生物資源の持続的利用を図るための研究を行っています。大学総合教育研究センター 東京大学での教育課程・方法の改善を支援しています。そのために、大学改革に関する基礎的調査・研究を行います。環境安全研究センター 環境安全に関する研究と教育を行うとともに、有害廃棄物の管理業務の統括等を通じ、全学の環境安全管理および教育に貢献しています。空間情報科学研究センター 分野横断的な空間情報科学にかかわる研究を深化させ、その普及・教育を推進。また、共同利用・共同研究拠点として、全国の研究者への支援を行います。情報基盤センター 情報教育の支援、学術情報の提供、学内ネットワークの構築・運営・管理、スーパーコンピュータの運用等を行っています。素粒子物理国際研究センター 欧州原子核研究機構(CERN)の世界最大の加速器LHCを用いた国際共同研究アトラス等最先端の素粒子実験などを行っています。大規模集積システム設計教育研究センター 大規模集積システムの設計およびその教育に関する先端チップ試作を含む実践的調査・研究を行い、全国大学、高専に対して情報の提供その他を行います。政策ビジョン研究センター 未来社会に貢献しうる新たな選択肢としての政策提言を提示するため、東京大学の多様な知的成果を結集して、分野横断的に研究を行います。 明治10年の創学以来、東京大学が蓄積した400万点を超える学術標本コレクションを所蔵し、学部・大学院の教育研究に利活用されています。本郷本館は、平成8年5月の改組以来、おおよそ90回の企画展示を行っており、平成28年5月にリニューアル・オープンし常設展示「知の回廊」を開催中です。小石川分館では、平成13年の開館以来常設展示等を実施し、現在は建築ミュージアムとして、常設展示を開催中です。そして平成18年度より、産学連携事業として学外にモバイル・ミュージアムを展開しています。また、平成24年度には、東京丸の内JPタワーに日本郵政(株)と協働で学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク」を設置し、平成26年度には「宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)」の中に、本学と(株)東京ドームとの産学連携プロジェクトによるリサーチセンター(東京大学総合研究博物館TeNQ分室)を設置しました。これら各所において、研究成果を広く学内外に公開・発信しています。東京大学柏キャンパスのKavli IPMU 研究棟IR3Sの活動拠点である第2本部棟カブリ数物連携宇宙研究機構 「万物は原子からできている」という過去200年にわたる私たちの宇宙像は、1998年の「宇宙は加速膨張している」という発見により完全に覆されてしまいました。この発見はのちに2011年ノーベル物理学賞の対象になりました。宇宙には正体不明の「暗黒エネルギー」が充満していて、この加速膨張を引き起こしていると考えられています。一方、銀河が渦巻きの形を保っていられるのは、私たちには見えない「暗黒物質」が大量に存在しているためだと考えられていますが、暗黒エネルギー、暗黒物質ともに、その正体は全くわかっていません。 さらに、宇宙の始まりを知ろうとすると、量子的揺らぎがあまりにも大きくなって、一般相対性理論も量子力学も通用しなくなります。これまで「点」と考えられてきた素粒子を振動している「ひも」と考える「超弦理論」が、この問題の解決につながると期待されていますが、その全貌は未だわかっていません。 カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)は、天文観測による暗黒エネルギーの正体の解明・インフレーション期の研究、地下実験装置を用いた暗黒物質の探索、加速器実験、理論研究など、数学、物理学、天文学といった分野の垣根を越えた共同研究を通して、宇宙の謎に迫ります。 サステイナビリティ学連携研究機構は、2005年度科学技術振興調整費(戦略研究拠点育成)に採択された「サステイナビリティ学連携研究機構」により、総長を機構長とする同名の機構(英語ではIntegrated Research System for Sustainability Science:略してIR3S)として発足しました。2013年4月1日より、東京大学国際高等研究所(UTIAS)の二番目の研究機構となりました。地球・社会・人間システムの統合による持続型社会の構築を目指す学際的なサステイナビリティ学に関する世界水準の研究拠点を構築するとともに、先進国・途上国を結ぶサステイナビリティ学国際メタネットワークの中心としての役割を果たすことをめざしています。最先端の数学、物理学、天文学を結集して宇宙の謎にせまる地球と地域の視点で持続可能な未来を探る全学センター国際高等研究所

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