東京大学 大学案内2017
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THE UNIVERSITY OF TOKYO 201738附置研究所・全学センター・国際高等研究所東京大学には附置研究所が置かれており、例えば先端医療を開発したり、地震研究で災害の軽減に貢献したり、また文化や社会科学など幅広い研究活動を推進しています。附置研究所は各分野における研究の拠点としての役割を果たし、生み出した成果を社会に広く還元することをめざしています。それと同時に、東京大学大学院の教育機関として、優れた人材の養成にも取り組んでいます。また全学センターは、各専門分野における研究の活性化や、産学連携の促進等、多岐にわたる目的で設置されています。附置研究所東洋文化研究所世界最先端のアジア研究拠点をめざす 本研究所は、アジアに関する総合的研究を行うために、東京大学初の人文社会科学系研究所として1941年に設立されました。文学、歴史学、思想史、美術史、経済学、農学、人類学、法学、政治学、社会学など、多種多様な学問分野を専門とする所員が、所内外の研究者と連携し、世界的な視野に立ってアジア地域の研究を行なっています。現地に暮らし、現地の言葉を駆使し、現地の資料を読みこなすことをモットーに、多彩な研究活動を展開しています。また、本研究所は、70年におよぶ歴史の中で収集・蓄積された、膨大かつ多様な史資料を有しており、内外の専門家や学生に活用されています。これらのコレクションを保存し、その規模と内容を充実させて次世代に引き継ぐことも、重大な使命です。■ 研究部門:汎アジア部門/東アジア部門/南アジア部門/西アジア部門/新世代アジア部門■ 研究所附属研究施設:東洋学研究情報センター18世紀イスタンブルの世界地図(キャーティプ・チェレビィ『ジハンニューマ』より)アフガニスタン西部にあるヘラートの集会モスク土色の街路とは異なる空間が広がる地震研究所地球との対話を通じて地震・火山災害の軽減につなげる 地震研究所は、関東大震災から2年後の1925年の設立以来、地震および火山噴火に関する諸現象の解明とこれらに起因する災害軽減の研究を使命としてきました。この使命を果たすためには、地震・火山現象のみならず、その根源となる地球内部のダイナミクスを包括的に理解する必要があります。この目的達成のため、固体地球科学分野の諸問題に対して、野外観測、室内実験、理論的研究を統合した多面的かつ先端的研究を推進しています。大学における地震・火山噴火予知研究においては、その中核的機関として全国の関連研究者と協力しながら、これらの研究の企画・立案にあたっています。■ 研究部門:数理系研究部門/地球計測系研究部門/物質科学系研究部門/災害科学系研究部門■ 研究所附属研究施設:地震予知研究センター/火山噴火予知研究センター/海半球観測研究センター/高エネルギー素粒子地球物理学研究センター/巨大地震津波災害予測研究センター/地震火山噴火予知研究推進センター/観測開発基盤センター/地震火山情報センター海底地震計を設置している様子新燃岳の噴煙ベンチからベッドサイドへヒトゲノム解析センターのスパコンShirokane3。全ての計算ノードから同時に高速アクセスできるディスクは12ペタバイト感染細胞から放出されるパンデミック(H1N1)2009ウィルス 医科学研究所は、基礎から臨床までを包含する国内最大級の生命科学の研究所で、感染症や癌、その他の難治疾患を対象として新しい予防、診断、治療の開発、確立、普及を目指した先端的医科学研究を進めています。 基幹研究部門では自由な発想に基づく独創的研究を展開し、附属研究センターではヒトゲノム研究や動物を用いた疾患モデル研究、感染症や粘膜ワクチンの研究に加え、幹細胞治療を含む新たな医療の探索研究を進めています。 また、国内で唯一研究所附属病院を持ち、脳腫瘍に対する新ウイルス療法、難治癌に対するワクチン治療、再生医療、遺伝子・細胞治療等の最先端医療を実施しています。■ 研究部門:感染・免疫部門/癌・細胞増殖部門/基礎医科学部門■ 研究所附属研究施設:ヒトゲノム解析センター/システム疾患モデル研究センター/先端医療研究センター/幹細胞治療研究センター/感染症国際研究センター/附属病院/実験動物研究施設/奄美病害動物研究施設/遺伝子解析施設/疾患プロテオミクスラボラトリー医科学研究所

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