東京大学 大学案内2018
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大学院教育の実践、政策、制度のアクチュアルな問題に学際的にアプローチし、人間と社会と文化のあり方を問い直す総合科学の大学院ですhttp://www.p.u-tokyo.ac.jp/教育学研究科棟教育学研究科 教育学研究科は、教育科学の3つの側面(実践科学、政策科学、基礎科学)をカバーすべく、「総合教育科学専攻」と「学校教育高度化専攻」の2専攻、さらに「総合教育科学専攻」は「基礎教育学」「比較教育社会学」「生涯学習基盤経営」「大学経営・政策」「教育心理学」「臨床心理学」「身体教育学」の7コース、「学校教育高度化専攻」は「教職開発」「教育内容開発」「学校開発政策」の3コースから成っています。 附属の研究施設では、「学校教育高度化・効果検証センター」が、学校教育における諸問題の解決を目指した研究開発を、「バリアフリー教育開発研究センター」が、バリアフリーの理念を理解し実践に専門的に取り組む人材の育成を、「発達保育実践政策学センター」は、保育の質を向上させる総合的な研究を、「心理教育相談室」は、心理相談活動に関わっていく人材の育成を行っています。 研究科の大学院学生は修士課程と博士課程で合わせて450名程度、教員の総数も50名以下で、院生同士および院生と教員の間での密度高い交流のもと、数多くの協同的なプロジェクト研究も推進されています。教育の実践やそれを支える基礎的な人間理解、また政策などの問題に、旺盛な知的好奇心と情熱を持って取り組みたい方にぴったりの研究科です。人文社会系研究科は、人間と社会を探究してきた学問の伝統を継承、発展させるとともに、新しい学知の構築を目指して高度な教育と研究を行っていますhttp://www.l.u-tokyo.ac.jp/法文2号館人文社会系研究科 本研究科は、基礎文化研究、日本文化研究、アジア文化研究、欧米系文化研究、社会文化研究、文化資源学研究、韓国朝鮮文化研究という7つの専攻から構成されています。各専攻は複数のコースに分かれ、その下に専門分野が置かれています。 文学部卒業生の内およそ2割の学生が人文社会系研究科をはじめとする大学院に進学するほか、本研究科には他大学から入学する学生も大勢います。本研究科に入った学生は、卒業論文で鍛えた力を使って修士論文を作成し、さらに研究を深め研究者をめざす学生は博士課程に進学し、博士論文を執筆します。彼らの多くは、資料収集や現地での研究のために海外留学したりします。 本研究科の編成を見ると、人文社会系の古典的な学問分野が並んでいますが、そこで行われているのはけっして古めかしい研究ではありません。人文学も歴史学も社会学も心理学もまた深化と変容を遂げながら、新しい学問領域の開拓や総合化が試みられているからです。2000年に文化資源学研究、2002年に韓国朝鮮文化研究といった新たな専攻をつくり、2005年度には新しい人文学の構築をめざす「次世代人文学開発センター」が設置、2006年度からは寄付講座である上廣死生学・応用倫理講座が発足し、2011年度には死生学・応用倫理センターに拡充改組されています。人文情報学や集英社高度教養寄付講座など、文理の境界をこえた教養教育にも取り組んでいます。文系・理系を横断・統合し、学際的・国際的な視野から新しい研究課題に取り組む先端的な総合型大学院ですhttp://www.c.u-tokyo.ac.jp/教養学部15号館総合文化研究科 駒場キャンパスにある総合文化研究科は、発足当初より教育・研究理念として学際性と国際性を掲げています。高い専門性と他分野に対する柔軟性を備えた研究者を養成するほか、社会の実践的分野でも活躍しうる、高度の知見を備えた専門家の養成も目標にしています。文系には言語情報科学、超域文化科学、地域文化研究、国際社会科学の4専攻があります。理系には広域科学専攻があり、生命環境科学系、相関基礎科学系、広域システム科学系の3系に分かれて運営されています。 各専攻・系は学問分野横断的に編成されていて、組織間の垣根も低くなっています。各分野の基礎をふまえつつその壁を乗り越える、独創性豊かな学際研究を行う環境が整っているのです。学生は指導教員と議論するにとどまらず、専攻・系内の他分野や別の専攻・系の授業も自由に履修して、最先端の研究を活発に行っています。外国語での授業も多く、高い外国語運用能力を身につける学生も少なくありません。また各専攻の協力により、実践的課題解決をより強く視野に入れた独立の教育プログラムを、文理融合系を含め複数設置しています。 このように総合文化研究科では、文理横断的な研究・教育を発展・進化させながら、問題発見型・解決型の人材を数多く養成し、社会に送り出しています。学際情報学府は、学際情報学の高度で総合的な研究と教育を担う新しいタイプの大学院ですhttp://www.iii.u-tokyo.ac.jp/ダイワユビキタス学術研究館学際情報学府 大学院情報学環・学際情報学府は、情報の問題が、地球上の生命や人間、社会の動向を大きく規定する21世紀文明の到来をむかえて、学際情報学の高度で総合的な研究と教育を担う新しいタイプの大学院として、2000年4月に設置されました。2004年4月には、20世紀の前半から75年にわたって社会情報の研究を行ってきた東京大学社会情報研究所と合併し、文理を横断した情報、メディア、コミュニケーション研究を行うさらに総合的な研究教育組織として新たな一歩を踏み出しました。 この大学院は、従来の研究科とは異なり、研究組織(教員が所属)である「情報学環」、そして教育組織(学生が所属)である「学際情報学府」という二つの対をなす機構によって構成されています。 「学環」は、東京大学の全学にわたる情報関連の諸領域をネットワーク的に連携させて「学の環」をかたちづくり、文系理系の区別を越えた学融合と知の創発を図ろうという横断型組織の理念を表しています。「学府」とは多様な情報学が文理の区別を越えてあい集う卓越した「学びの府」を示しています。 いずれも、情報に関する学際的な研究と教育をテーマに、情報学分野の総合的な研究と教育を先端的かつダイナミックに行うにふさわしい組織として構想されたものです。 「文化・人間情報学コース」、「社会情報学コース」、「先端表現情報学コース」、「総合分析情報学コース」という4つのコースに、アジア情報社会を総合的な研究対象として講義や指導がすべて英語で行われる「アジア情報社会コース」を加えた5つのコースが「学際情報学府」の大学院教育を構成しています。THE UNIVERSITY OF TOKYO 201835

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