東京大学 大学案内2018
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● 社会システム工学 基礎精密工学科● 精密計測工学● ロボット工学● メカトロニクス ● 生産加工学● 設計情報システム電子情報工学科● コンピュータシステム● 情報ネットワーク● 情報セキュリティ● メディア・コンテンツ● 人工知能電気電子工学科● エネルギー・環境● 制御・システム● ナノ物理・光量子● VLSI・MEMS● バイオエレクトロニクス物理工学科● 量子力学● 統計力学● 電磁気学● 固体物理● 生物物理学入門計数工学科● 数理工学● 最適化手法● 回路とシステム● 認識行動システム● 生体情報論マテリアル工学科● マテリアル熱力学● マテリアル組織学● マテリアル工学実験● マテリアル設計学応用化学科● 物理化学● 無機化学● 有機化学● 分析化学● エネルギー化学化学システム工学科● 化学工学● 反応工学● 環境システム工学● 分離工学● 触媒工学化学生命工学科● 有機化学● 高分子化学● 生命化学● 分子生物学● バイオテクノロジーシステム創成学科● システム創成学基礎● 環境リスク論● 災害シミュレーション工学学びの特長 今、モノが中々売れない時代になっています。そのため、企業は製品の魅力を高めることについて、より真剣に考えるようになっています。そこでは、「何を提供するか?(what)」を設計することが最も重要な課題であり、そのような設計を行うための方法やツールが必要です。なぜなら、部品や素材などの非常に優れた要素技術があっても、設計が悪いと魅力的な商品が作れないからです。我々の「デライトデザイン技術」は、ユーザーの感性を設計に取り込むための技術で、例えばヘアドライヤーでも、音が心地よい、持ち易い、見た目が良いなど、感性に訴える商品を設計するためのもので、その実現を目指して研究を行っています。 気候変動や社会構造の変化など様々な要因により、農業には技術革新が必要とされています。工学部では畑の状態や植物の生育状況をインターネットから安価に監視できるセンサ「SenSprout」を農学部と共同で開発しました。この情報をもとに、農家の人たちが長い間かけて蓄積した栽培に関する勘と経験を定量化することで、生産性や作物の品質向上を目指しています。自らの発明を通じて、他分野の研究者と共同で地球規模の課題に貢献できるのが、工学の醍醐味です。鈴木宏正教授-デライトデザイン技術: 感性に響くワクワクする製品を設計する川原圭博准教授-低価格土壌水分センシングシステムの開発魅力あるプロダクトデザインの工学研究工学の力で農業をより効率的に 我々の研究対象であるハイドロゲルは、多くの水を含んでいる点が特徴で、食べ物やソフトコンタクトレンズとして、馴染みのある物質です。我々の体も実は70%程度が水であり、ある意味ではハイドロゲルであると言えます。この生体類似性から、人工軟骨や再生医療用の担体など医療用材料として注目を集めています。 一方で、ハイドロゲルは一般に脆く、信頼できる材料ではありません。しかし、ハイドロゲルを構成する分子の形を制御することにより、歯でも噛み切れないほど強いゲルや、スーパーボールのように弾むゲルを作ることができます。そのためには、分子の形と物性がどのような関係があるかを本質的に理解する必要があります。このように、研究対象を本質的に理解した上で、実用に足る材料を創製することは、工学部の特徴の一つです。 工学部・工学系研究科では学生の国際化のためにさまざまな授業を展開しています。学生の英語力を伸ばすプログラムとして学部・大学院共通講義のアカデミック・ライティング、アカデミック・プレゼンテーション、課外授業としてのSpecial English Lesson(会話、TOEFLなど)の他、多様な文化と交流するためのプログラムとして、スカイプで海外の大学生と会話しつつ共同でプロジェクトを完成させ、双方の文化の理解を深めるM-Skype、 International Friday Loungeなどを行なっています。また、英語の語彙を学ぶためのe-learning システム: SNOWBALLSを構築し、そのコンテンツを留学生とディスカッションしながら作成しています。いずれのプログラムでも留学生がアシスタントとして本領を発揮し、本学学生に多文化を体験させてくれています。酒井崇匡准教授-材料の本質的理解から迫る、 最先端医療用材料の創出学生の英語力向上と多文化交流をサポート最先端医療に向けた工学的アプローチ留学生との協働による日本人学生の国際化感性に関わる製品の特徴量(製品音等)を計測し、また、その魅力(心地良さ等)を官能評価し、それらの関係をデライトマップ(左図)として表す技術を開発しています(柳澤秀吉准教授の研究成果)。それにより新型のヘアドライヤーを試作しました(右図)ハイドロゲルの構造・物性相関の理解インドでの実証実験の様子干ばつが深刻なインドで、より少ない水で植物を育てるためのプロジェクトを共同実施しています低価格センサSenSprout温度や水分といった土中の重要な情報を安価にセンシングし無線でモニタリングできます日本人学生と留学生がディスカッションしながらコンテンツを作成ハイドロゲルを用いた新規医療デバイスの創製後期課程 工学部THE UNIVERSITY OF TOKYO 201825

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