昭和女子大学大学院 大学案内2019
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2 文学研究科において研究の対象とする「言葉」は、自分の外側にある単なる道具(ツール)ではありません。言語は、それを通して、古今また東西と自分とがつながっているだけでなく、そうした世界のただなかに「現在する」ことの証しにほかならないからです。 言葉への不断の問いかけは、言語による創出・創作である文学の研究、言語そのものの本質や構造を解明する研究、さらには言語の教育に関する研究など、言葉のあらゆる面にわたる歴史的あるいは通時的な考究によって個別に具体化され、その過程の中から現況を越える創造的な発見への活路を見いだすことができるはずです。 本研究科では、社会人や留学生の方をはじめ、学びの志を持つすべての人々を迎え入れるべく、最適の環境をととのえて、みなさんをお待ちしています。英米文学専攻(博士前期課程)  イギリスの文学はルネサンス以降、西欧で最も早く小説という新たな形式を生み出し、ドイツやイタリアの音楽、フランスの美術などと並び賞せられてきました。豊かな伝統を築いてきた英語圏文学は、今日ではアメリカをはじめ世界中に地域的広がりを見せています。文学は、言葉の広がりと奥行きを学ぶ上でも重要な研究分野となりました。 本専攻は、英語学・イギリス文学・アメリカ文学の分野で学識豊かな教授陣を揃えており、各自の進路・目標にあった科目を選択して、幅の広い国際人、英語教師、文学研究者としての将来の活躍に備えることができます。 研究成果を発表する紀要Evergreenの発行や研究会、論文の合評会など、切磋琢磨の機会も数多く設けています。日本文学専攻(博士前期課程)  日本文学の分野では、上代から近代までの文学を研究できるカリキュラムを整備し、研究の深化とともに広い視野が身につくようにしています。また、比較文学の視点からのアプローチも重視し、中国文学の講座も開設しています。日本語学は、現代語を中心に日本語の全体像に迫る研究を目的としています。本学の図書館には、明治以降の書籍や雑誌など、多種多様な文献を集めた「近代文庫」があり、この貴重で豊富な資料を自由に研究に活用できるのも、大きな特色のひとつです。 また、研究発表会の開催や論文集「大学院日本文学紀要」の刊行をはじめ、研究成果の発表の場を用意して、大学院生の探究心の触発をはかっています。文学研究科長教 授吉田 昌志文学研究科日本ならびに英米の、文学・語学・言語教育学領域の創造的探究

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