日本獣医生命科学大学 大学案内2018
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 実験動物一級技術者資格は(公社)日本実験動物協会が認定する実験動物に関わる職域においては社会的評価が高い資格です。以前は一定の実務経験を積んだ社会人のみに受験資格がありましたが、12年前より協会認定校の大学生も受験が可能となりました。認定校になるにはカリキュラムや実験動物施設の充実が必要であり、現在でも全国で13校のみとなっております。本学の動物科学科ではこの制度ができてすぐに認定校となり、11年連続で合格者を輩出する全国屈指の実績を誇ります。資格試験は学科試験に合格した受験生のみが2カ月後の実地試験に進みますが、本学科では学科試験は授業において、また実地試験は特別に講習会を開催して全面的にサポートしています。また、本学は毎年一級および二級の実験動物技術者試験会場となっており、本学で受験できるというのも日頃の実力を発揮できる理由かもしれません。この資格を得た学生は医科系の大学や研究所の動物実験施設、大手の製薬企業や実験動物産業で活躍しています。実験動物一級技術者資格応用生命科学部 動物科学科動物生理制御学教室對馬宣道 准教授・博士(獣医学)中尾暢宏 准教授・博士(医学) 鶏卵を購入するとき、殻の色(卵殻色素)を意識したことはありませんか? 切断型選抜による家禽(日本ウズラ、鶏など)の改良は、卵殻色素の多様性や毎日の産卵をもたらしました。しかし、多くの動物は脳で季節を読み取り、決まった時期に産卵や出産に備えています。あまり意識しない不思議、卵殻色素の形成や、動物が季節を読み取るのに必須な脳の内分泌機能について、遺伝子とタンパク質の解析から、生理現象の分子メカニズムの解明に挑みます。KEY WORD家禽、生理現象、遺伝子解析、分子メカニズム動物栄養学教室時田昇臣 准教授・博士(農学)柴田昌宏 准教授・博士(農学) 命が生まれ、成長し、やがては老いていく。その中で生命活動を支える栄養物質の機能と代謝メカニズムを理解することは健康な動物体を取り扱う上で、重要なポイントです。また、その局面には産業動物のように生産物を期待される動物から、家庭動物としてのイヌやネコ、さらには動物園での展示動物までさまざまです。そのため動物の消化管構造や採食物の特性などと関連させて栄養生態の解明に取り組んでいます。KEY WORD動物栄養学、飼養学、生態栄養、草地利用、環境保全、野生資源活用動物遺伝育種学教室吉田達行 准教授・博士(農学)古田洋樹 准教授・博士(農学) 産業動物生産による食料確保と質の向上には産業動物の生産能力を遺伝的に高めることが重要です。最近、産業動物の遺伝的改良は量的形質とともに、抗病性の検討も重要となっています。また、希少動物の遺伝資源保全の技術開発も重要となっています。研究室では乳牛のMHC 遺伝子と乳房炎との関係、生産性向上のための味覚遺伝子の検索、鳥類の遺伝資源保護のため生殖腺系列キメラ鶏の作出について研究を行っています。KEY WORD家畜、家禽、遺伝子、遺伝子保存、乳腺免疫、キメラ実験動物学教室天尾弘実 教授・博士(獣医学)藤平篤志 准教授・博士(獣医学) 私たちが生活する上で必要な食品添加物や医薬品等の開発には、その化合物の効果と副作用を確認するために、個体(動物)を用いた実験が不可欠です。少しでも動物にかかる負担の少ない動物実験を行うにはまず、飼育管理を通じて動物を良く理解することが重要です。主な研究内容としては、ストレス評価、肥満モデルマウスなどを対象としています。また、資格取得として実験動物一級技術者の受験指導にも力を入れています。KEY WORDストレス、肥満、ホルモン動物生体防御学教室有村 裕 教授・博士(医学)小柳 円 講師・博士(医学) 生体は、まだ見ぬあらゆる病原微生物や外来異物に対抗できる仕組みを持っています。このことは逆に、自分の体を攻撃する潜在能力も有することを意味しますが、そうならない仕組みも持ち合わせています。免疫細胞は通常、共生細菌を攻撃せず、病原微生物を攻撃し、自分の体は攻撃しません。しかし、一旦バランスを崩すとアレルギーや自己免疫疾患を引き起こします。この諸刃の剣である免疫機構を解明することを目指しています。KEY WORD病原微生物、免疫細胞、アレルギー、免疫疾患、ストレス運動科学教室濵部浩一 教授・博士(獣医学) ヒトのスポーツ科学をベースに運動と健康をテーマに研究しています。高速度カメラを用いた動作撮影と動画分析により、運動フォームのメカニズムを解明し指導法に役立てています。実習ではウォーキング、スキー、ゴルフ、ダイビングなど生涯スポーツ種目の学外実習を開講しています。ダイビング実習はライセンス取得を目指す高度な内容であり、海洋生物に興味がある学生が毎年多数参加しています。KEY WORDスポーツ科学、健康科学、ゴルフ、ダイビング、スキー英語学教室鴇﨑敏彦 准教授・修士(文学) 英語学教室では、いわゆる教養課程の「語学」の授業を通じて、実践的な英語力を養成しています。専門分野の文献を英語で読むことになったときに困らないように、あるいは、海外実習などに参加したときにコミュニケーションで困らないように、研究活動や実生活において役立つような英語力を身に付けることを目標としています。また、さまざまな授業を通じて、TOEIC®や英検などの資格試験対策も行っています。KEY WORD実践的な英語力、資格試験対策TOPICS37

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