日本獣医生命科学大学 大学案内2018
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獣医学科の特色 獣医学というと、多くの皆さんは「犬・猫の病気を治す」というイメージを持たれるかもしれません。しかし、獣医学がカバーする分野は、実際にはもっと大きく広がっています。牛・豚・鶏といった産業動物も対象であり、その肉や卵などの「食の安全」を確保するのも役割のひとつです。また、人間や動物の薬を開発する際の効能・安全性・毒性に関する調査や人獣共通感染症の防御、さらには野生動物の保護・共生なども獣医学の範疇です。 本学では、卒業後に獣医師として臨床現場で活躍できるよう実習を充実させていますが、そのベースとなる基礎獣医学の教育も重視しています。また、公衆衛生や獣医衛生の分野でも能力を発揮できるよう応用獣医学の教育にも力を入れているため、幅広い分野についてバランスよく学ぶことができます。さらに、小動物を対象とする実習は付属動物医療センターで、産業動物を対象とする実習は富士アニマルファームで、深く学ぶことができます。 獣医学科では、「自ら課題を発見し解決する能力」「協調して課題を解決する能力」を育み、社会が求めるスペシャリストの育成を目指しています。高度な専門性に加え社会が求める能力を身につけたスペシャリストを育成学科長小山秀一 教授獣医学部 獣医学科座学で学んだ知識をもとに、実際にX線、CT、MRIなどの技術・読影法を習得します。特にX線の読影などは、多くのフィルムを見て目を養うことが大切なので、興味を持って学べました。4年次植原 舜獣医画像診断学実習臨床の現場で欠くことのできない画像診断技術を実践的に学べますFACE !獣医臨床繁殖学の講義内容を踏まえ、実際の動物や生体材料を用いながら臨床応用についての手技を習得します。雄性生殖器の形態や機能の理解、精液検査法などを具体的に学習します。4年次渡部志歩獣医臨床繁殖学実習FACE !魚類の解剖や採血、組織標本観察などを通じて、診断・治療に必須な知識や技術を身につけます。魚というと弱々しいイメージがありますが、意外にも、生命力が強い生物だと感じました。3年次新津裕介魚病学実習魚も、犬や猫と体の基本構造は同じ獣医師としての総合力が身につきますFACE !実験動物学の講義だけでは習得できない実際の動物の取り扱い方を学ぶ実習です。マウス、ラット、ウサギなどを用い、保定、雌雄判別、取扱い、麻酔などを段階的に学びます。2年次奥田育恵実験動物学実習FACE !講義で学んだことを実際の動物で確認できる貴重な機会将来の仕事にも必ず生かせると思います覚えることは多いですが、構造の異なる動物の生殖機能や繁殖について深く知ることができます主な授業学びの領域□獣医解剖学□獣医生理学□獣医生化学□獣医薬理学 など基礎獣医学動物の身体の構造、機能や獣医師の社会的役割について理解する。□獣医内科学総論□獣医画像診断学□獣医臨床病理学□獣医外科学総論□獣医臨床繁殖学□生産動物臨床学 など臨床獣医学疾病の診断、治療について理解し、獣医師として適切な態度と行動を身に付ける。□獣医病理学□魚病学□獣医微生物学□動物感染症学□獣医寄生虫学 など病態獣医学獣医臨床および公衆衛生に関わる病因、病態について理解する。□動物衛生学□公衆衛生学□野生動物学□毒性学□獣医疫学 など疾病予防獣医学動物の環境衛生、疾病予防、公衆衛生の基本的な考えを理解する。19

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