日本大学法学部 学部案内2017
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04 1年次から司法科研究室に入室しました。3年次には司法試験合格をめざすゼミナールに所属し、試験対策を含めて、法曹としての基礎となる法律の考え方を学びました。「人の倍以上の勉強をしないと司法試験には受からない」というゼミナールの先生の叱咤にもかかわらず、4年次に司法試験に初挑戦して失敗し、それから猛勉強を始めました。卒業後も司法科研究室の講座などで勉強し、卒業年の司法試験に合格することができました。 検事は全国を転勤するので、任官後は鹿児島や札幌、新潟など各地の地検を経て、現在の東京地検に至ります。その間には1年間の産休、育休もありました。一度に多くの事件を担当することもあり、事件ごとに関係者の話を聞いたり、判例を調べたり。裁判の日程などに合わせ、限られた期間内で事件の事実を解明しなければならないことも多いため、帰宅が遅くなることもあります。家族の協力などを得て、仕事と子育てを両立しながら頑張っています。 法務省をはじめ、ほかの省庁に出向するなど、検事には検察以外にも幅広い仕事があります。でも、私は捜査や裁判などの現場の仕事にずっと関わっていきたい。そのためにも、現場の知識や経験を積んで、さらにスキルを磨いていきたいと思っています。近年は裁判員制度が導入され、裁判でわかりやすい説明をすることも求められるようになりました。そのような力も磨いて、現場のエキスパートになるのが目標です。検事をめざした大学時代、仕事と育児の両立をめざす今大学4年間 司法試験合格をめざして勉強現在 仕事をしながら子育ても(2015年2月取材時)将来 もっとスキルを磨きたい 高齢者や児童、障がい者など、いろいろな意味で立場の弱い人たちが、刑事事件の被害に遭っています。そういう人たちのために、事件の真相を解明し、法律に則って正義を実現する。その志高い検事の仕事を知り、入学後に弁護士から志望を変更しました。検事となった現在も、そこにやりがいを感じています。仕事は男性と対等ですが、女性や子どもに対応する時は女性検事が必要とされることが多くあります。立場の弱い人たちを助けたい1OG(法曹)梶原 明日香 さん (2000年3月卒業)東京地方検察庁 立川支部 検察官検事※取材時。現在は東京法務局訟務部部付検事。大学時代はラーメン屋でアルバイトをしたり、友人とテニスをしたり。法曹には人間関係を構築する力も重要なので、これらは良い経験になりました。法曹をめざす方は、大学で知識を身につけ思考力を養うとともに、人との関わりを大切にし、様々なことにチャレンジしてください。社会科学系女子になる!

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