日本大学文理学部 学部案内2017
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宗教学とは、あらゆる「聖なるもの」に関わる現象を対象とします。その「聖なるもの」を、実証的、客観的に問い続ける学問です。古代宗教、世界宗教から、日々の宗教儀礼にいたるまで、人類の宗教的営みは、やむことなく連綿と引き継がれてきました。宗教を探求していく場合、二つの研究方法が考えられています。一つは、諸宗教の聖典と資料の解読に基づいた歴史的研究。一つは、現実に営まれている宗教に対する観察・調査研究。そこには、社会学・人類学・心理学等の方法論も用いられます。諸宗教の歴史をはじめとする幅広い知識の習得を前提としながら、日本の宗教を築き上げた開祖の著作をじっくりと読んでみませんか。フィールドワークの技術を駆使して、宗教文化の実態を解明しませんか。古代インドの哲人達やゴータマ・ブッダの叡智に耳を傾けませんか。特定の立場に偏らず、自由な視点から宗教を探求してみたいあなたへ。さあ、宗教という名の大海に、ともに漕ぎ出しましょう。喜怒哀楽に満ちた人生の起伏をどこまでも澄み切った眼差しで見つめることのできる人。自分自身の生き方の根拠をまるで憑かれたように探し求めてやまない人。そんな人を秘かに待っている学問があるのです。倫理学「人生なんて単純さ、誰だって幸福を求めて生きているだけさ」たしかに、それがほとんどの人の現実。そして、そんな人々を慰安するために世界は数々の安直な「幸福論」で満ち溢れいたる所にありとあらゆる「快楽装置」が張りめぐらされている。けれども、何かに〈はまって〉生きてゆくだけでほんとうにいいのでしょうか?そもそも私たちの生の価値はどこにあるのでしょうか?洪水のような情報の誘惑の中であなたは何をあなた自身のモラルとし、何を目指して生きて行くのでしょうか?この問いの迷宮に敢えて踏み入り、生の闇路を知性、理性、感性、品性のすべてをかけて歩もうとする人を倫理学は待っています。いつも微かにほほ笑みながら。●2

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