日本大学文理学部 学部案内2017
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大学院 ‒進学‒教育学科佐藤 晴雄 教授教育学専攻博士前期課程 2年大園 早紀さん当初は教員を目指し、教育学科に入学した大園さん。なぜ進学という道を選んだのでしょうか?大園:「キッカケは、地域と学校が協力して子どもたちを教える『学校支援ボランティア』でした。近年は学校だけで教育することが難しくなってきています。保護者の方はもちろん、地域の方にどう教育に参加してもらうのか?というテーマをもっと深く学び、掘り下げてみたかったんです。」大園さんは実際に教育実習も終え、実習先の学校でも評価が高かったとのこと。そんな教え子が進学を選んたことについて佐藤教授はどう思われましたか?佐藤:「彼女はおそらく子どもたちに慕われる良い教員になったと思います。ただ、教育界のことを本当に考えたときに、現場で教育を良くしていくのではなく、別な関わり方で教育をよくしていこうと進学を選んだ。これは現場で毎日一生懸命教育をしている教員の方々と一緒で、根本にあるのは少しでも質の高い教育をしたいという想いからだということは間違いありません。」大園さんは現在、大学院博士前期課程2年生。将来の進路についてはどう考えているのでしょうか?大園:「私が将来やりたいことは、現在の研究テーマでもある、地域と学校との連携をもっと深めていく取り組みをしていきたいと思っています。具体的には、保護者の方、地域の方に教育についての理解をしてもらえるような書籍や雑誌の編集や出版に関わっていきたいですね。」最後に佐藤教授、大学と大学院の学びの違いとはなんでしょうか?佐藤:「大学はさまざまな知識や経験をインプットする場所ではないでしょうか。対して、大学院ではインプットというよりはどうアウトプットするかが重要。そこが大学院ならではの学び。大学の卒論はそのアウトプットすることの入り口みたいなもの。大園さんの研究も、彼女自身のこれまでのさまざまな経験がきっと活きてくると思っています。彼女の研究で、教育現場がどう変わっていくか、これから楽しみですね。」社会でしか得られない経験も確かにありますが、今ある課題を改善するためにもこうした学びをさらに発展させることが必要なんですね。これから大学に入学する皆さんも、卒業後の進路の一つとして進学も意識しみてはいかがでしょうか。現場で働く先生をサポートするために。

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