日本大学文理学部 学部案内2017
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この授業では、「愛」と「喪失」が描かれた現代小説を取り上げています。私たち読者は、愛の物語に心動かされ、喪失の物語に涙しがちです。しかしこの授業では、そうした単純な読み取りで終わるのではなく、多角的な視野からの作品分析を通じて、小説の深層に隠された「もう一つの物語」を浮上させるような読解を行います。受講生には小課題を出し、自分たちの当初の読解と、授業後の作品理解との差異を認識してもらうよう心がけています。それにより、小説の可能性に触れるとともに、小説の読解に必要となる多様な方法を学んでいきます。「現代文学講義2」国文学科 授業紹介国文学科 授業紹介多角的な視点で国文学をとらえ、魅力を伝えたい。この学科の魅力は「言葉」を通じて自分の見識を広げられることにあります。私たちのまわりには「言葉」が溢れていますが、その解釈は一つだけではありません。過去、そして現代までの「言葉」を観察し学ぶことで、今度は自分の考えや言葉が明確に表現できるようになります。本を読むことや、文章を書くことが好きな方にはぴったりの学科です。「国文学科」では、どのようなことを学んでいるのですか?私が国文学に興味を持ったきっかけは、中学生の時に鑑賞した古典文学の展覧会。作品に込められた思いや、小説のようなストーリーに感動したことを今でもはっきりと覚えています。私が感動したように、古典文学を通じて人に感動を与えることができる学芸員を目指し、日々学業に励んでいます。文理学部では、専門分野だけでなく、他分野の学びにも触れることができます。多角的な視点を養い、今まで国文学に興味がなかった方にも関心を抱いてもらえるような、新しい展覧会を企画することが将来の夢です。淺野さんの将来の夢、教えてください。取得可能な資格例卒業後の進路国文学科の卒業生は、大学院進学の他、中学校・高等学校の国語・書道の教員や公務員をはじめ、卸売・小売業、金融・保険業などのあらゆる分野に進出しています。言葉を的確に理解し、使用する力は、どのような職種にも役立てることができます。その点で、就職時にも職種を限定されることがありません。●中学校1種免許(国語) ●高等学校1種免許(国語、書道)●司書教諭 ●司書 ●学芸員●社会教育主事 専任教員の紹介3年生 淺野 颯斗さん・阿部好臣教授/中古文学(物語文学)・荻野綱男教授/日本語学(計量言語学)・梶川信行教授/上代文学(万葉集)・久米依子教授/近現代文学(児童文学)・高榮蘭教授/近代文学(近代日本文学とナショナリズム)・田中ゆかり教授/日本語学(社会言語学、音声学)・辻勝美教授/中世文学(和歌・日記紀行文学)・藤平泉教授/中世文学(和歌文学)・武内佳代准教授/近現代文学(ジェンダー論)・鮮于媚助教/日本語教育(音声教育)・紅野謙介教授/近現代文学(メディア論)・佐藤至子教授/近世文学(戯作)・鈴木功眞教授/日本語学(日本語と辞書の歴史)・鈴木晴彦教授/書学(日本近世書道史)・竹下義人教授/近世文学(浮世草子、俳諧)※学年は取材時のものです。業種別進路先【2016年3月卒業生】武内 佳代 准教授20飲食店・宿泊業2.7%金融・保険業 9.9%医療・福祉 3.6%学校教育18.1%サービス業 13.5%公務8.1%複合サービス業 0.9%その他教育・学習支援業 1.8%卸売・小売業 12.6%製造業11.7%情報通信業 14.4%建設業2.7%

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