日本大学文理学部 学部案内2017
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あなたが住む街、日本、世界、地球-。そのすべてが研究対象。GLOBALグローバル化が進み、さらに複雑化していく現代。世界をとりまくさまざまな課題を、地理学の観点から解決へと導いていきます。多民族が暮らすロサンゼルスへのアプローチアメリカ合衆国のロサンゼルスには多様な人々が生活し、移民街がいくつもあります。日本人の街はリトルトーキョーです。第二次世界大戦後、多くの日本人は郊外に住むようになりました。しかし、この街の中心にある全米日系人博物館は移民史を記録していますし、8月にはニセイウイーク祭りが開かれます。この街は日本人にとって心のよりどころです。地理学は移民街や移民社会の理解に貢献する学問です。カンボジアの遺跡とくらしカンボジア・シェムリアップは、世界中の旅行者が選んだ人気観光地第2位(2015年)です。ここには、9~14世紀につくられたアンコール遺跡があり、ユネスコ世界遺産に指定されているため、多くの観光客が訪れているのです。街に観光客があふれる一方、山地に暮らす人々では、森林伐採で農地を作り細々と生活維持の基盤としているものもいます。視野を広げると、地域の現状を多面的に知ることができます。地理学のフィールド矢ケ崎典隆t教授1地誌学・アメリカ地域研究藁谷哲也【教授】地形学、岩石風化論[地理学の対象]さまざまな要素が複雑に関わりあい成立している“地域”。地形、気候、植生、土壌、水資源などは、地域ごとに異なる姿をみせます。また、そこに暮らす人々の営みによって独自の歴史や文化が養われ、特有の産業や社会が発展しています。複数の要素の相互関係を理解することは、その地域にふさわしい形の地域開発や観光を実現することにもつながります。地理学は地域の各要素について、「場所」・「空間」・「環境」の視点から調査し、分析・考察をしていきます。

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