新潟医療福祉大学 大学案内2018
75/148

Q. 視能訓練士を目指す上で、必要な資質は何ですか 視能訓練士は、日々進化する眼科分野において常にエキスパートでなければなりません。日々感じる疑問や興味・関心を調べること、先輩に聞くことは重要だと思います。自分の知らないことや、興味のある分野の知識や技術を学ぶ探究心があることは良い視能訓練士になる資質の一つであると考えます。Q. 現在視能訓練士としてどのような活動をしていますか 私は、新潟大学医歯学総合病院に勤務しており、多岐に渡る眼科一般検査を担当しています。また、臨床研究にも力を入れています。外来では、親しみやすい視能訓練士として患者様と医師との架け橋となり、外来が終われば学会発表の準備を行うなど充実した日々を送っています。Q. 視能訓練士に必要なものは何ですか 外界刺激のほとんどが眼から得られると言われており、その眼の機能は乳幼児期にほぼ完成します。視能訓練士の職務には、子どもたちの「視機能の異常を見つけること」そして「見る力を育てること」という大きな役割もあります。それには、視能訓練士の斜視や弱視を「診る力」が必要だと考えています。常に眼科分野のエキスパートであり続けるQ. 仕事のやりがいは何ですか 視能訓練士は、自分の知識や技術を用いた検査を通して、患者様から感謝の言葉をいただくことができます。逆に自分の知識や技術が足りなければ未熟であることも直接痛感することになります。視能訓練士は、学んだ分だけ検査のスキルが向上し、それにより患者様から頼ってもらえるとてもやりがいのある仕事です。Q. 視能訓練士の将来性について教えてください 医療の進歩により、医療ケアを行いながら病気や障がいと共に社会生活を送れるようになりました。一方で、自宅での医療ケアを必要とする方々もいます。その中には、眼に心配を抱える患者様も多くいることと思います。今後はこのような在宅医療の場面でも、視能訓練士が役に立てる場面も出てくるのではないかと考えています。「見る」大切さを伝えるQ. 視能訓練士を目指す高校生にメッセージをお願いします 視能訓練士は、あまり知られていない専門職だと思いますが、人間の感覚の中でも大きな割合を占める「見る」という働きに携わる国家資格です。私は、視能訓練士になって「見る」ことの大切さをたくさん感じ、とても良い仕事だと実感しています。視能訓練士地方独立行政法人 長野県立病院機構長野県立こども病院中原 尚美 さん視能訓練士国立大学法人新潟大学医歯学総合病院落合 竣 さん現場からのメッセージ大学病院・総合病院・眼科医院をはじめ、幅広いフィールドが就職先に●大学病院・総合病院・専門病院(眼科医院・診療所)などの医療機関 ●視覚科学研究機関・教育機関●保健所・健診センター ●発達支援センター ●盲学校などの特別支援学校 ●視覚障害日常生活訓練施設 全国の視能訓練士養成校の多くが就職率100%を達成する中、本学においても日本海側唯一の視能訓練士養成大学として多くの求人が見込まれます。さらに、本学独自の高度な教育カリキュラムにより、病院などの医療機関はもちろん視覚科学研究機関、保健所・健診センター、特別支援学校など幅広いフィールドでの活躍が期待できます。視覚に障害を持つ方の視機能を正確に評価し、補助具を使って見やすい環境を整えます。近年、ロービジョン(低視覚)者のケアを行う施設が増加しており、視能訓練士の需要が高まっています。視覚障害日常生活訓練施設で生活習慣病の発見、高齢者に発症しやすい眼の病気の早期発見を目指し、視力検査、眼底撮影や眼圧検査を行います。また、3歳児健康診査での視力・屈折検査も行うなど、地域住民の眼の健康を守る役割を担います。健診センターで視能訓練士は、見え方の評価を行い、必要な視覚補助具(拡大読書器や単眼鏡など)の指導や訓練などを行い、生徒の学習や自立を支援します。また、見え方に不安のある子どもの教育相談にも応じます。特別支援学校で視能訓練士は、主に眼科で勤務し、屈折検査や視野検査、電気生理学検査など、診断や治療に必要な眼科検査を行います。また、弱視や斜視の子どもの両眼視機能の検査、訓練も担当します。病院等医療機関で多様なフィールドでの活躍 本学科では、新潟市内の保育園で眼科健診や絵本の読み聞かせなどを行っています。こうした活動を通して、幼児に対するコミュニケーションスキルの向上と幼児の眼の健康管理のできる視能訓練士を目指していきます。 また、視覚障害特別支援学校(盲学校)で実習を行っています。対象者の見え方を評価し、拡大読書器や単眼鏡などの視覚補助具の指導や訓練を実施することで、ロービジョンケアの知識と技術を身につけます。 本学科では、今後もこうした取り組みを積極的に行い、時代のニーズに対応できる質の高い視能訓練士を育成します。保育園での眼科健診や特別支援学校(盲学校)での実習 2016年にスペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲームが新潟で開催されました。スペシャルオリンピックスとは、スポーツを通して知的障害者の自立や社会参加を支援する国際組織です。大会期間中、知的障害のあるアスリートの健康増進や競技能力向上のための健診プログラムが実施され、本学科の学生がオープニングアイズ(目の健康チェック)に参加しました。 学生は、本物の視能訓練士さながらにアスリートの検査を担当し、時間のかかる検査にも丁寧に対応していました。本学科は、これからも実践力を高める課外活動を積極的に行っていきます。スペシャルオリンピックスのサポート活躍の場TopicsTopics!"!#医療技術学部視機能科学科!"

元のページ  ../index.html#75

このブックを見る