広島市立大学 大学案内2018
88/150

彫刻研究室 教授 ウォーゼン,チャールズ2トンのテトラポットを踊らせた作品「ひとりおどり」の設置チェックをしている様子猿猴橋復元完成記念として猿猴橋で開催された祭り「えんこうさん」の様子作品に関わる人びととのつながりを、彫り、深めるユニークな研究紹介「瀬戸内国際芸術祭」に参加しました。このプロジェクトは、国内外からアーティストが集まり、芸術活動を通して地域との交流を図る企画です。アートに触れながら、大自然の素晴らしさや野生動物との遭遇といった体験が、価値観や世界観を変えてくれます。まさに、アートが人生を面白くしてくれることを実感できるプロジェクトです。作品をつくるには、環境を尊重する気持ちと地域の人びとの協力が欠かせません。作家はあくまで作品を構成する鎖の一部。材料一つ一つから、関わる人びとの想いと力、作品を展示する環境まで、全てが連鎖するようにつながり、初めて一つの作品として完成します。その過程が彫刻の醍醐味。作家は作品をつくりながら人とのつながりも「彫刻」しているのです。立体造形研究室 教授 吉田 幸弘目に見えるすべての「モノ」も、見えない「コト」も従来のプロダクトデザインという枠組みを超えて、目に見えるモノすべてがデザインの対象です。常に新しいモノを生み出す「創造」を追究しながらも、戦争で失ったモノを忠実に元の姿に戻す「復元」にも関わり、新旧入り混じった世界を体験できる「タイムマシン」のような研究室です。シャレオ地下街のストリートファニチャー、鷹野橋の歩道橋、宇品橋、猿猴橋、横川の「かよこバス」など多くのプロジェクトに参加しましたが、共通するのは「一人では成し遂げられない」こと。地域の思いをくみ取り、一緒になって「モノ」をつくりながら、同時に、人とのつながりやモノづくりの楽しさなどが広がっていくというような「コト」を動かす。それらすべてが「デザイン」なのだと、肌で感じながら学んでほしいと思います。087

元のページ  ../index.html#88

このブックを見る