広島市立大学 大学案内2018
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芸術学部 デザイン工芸学科ジュエリー作品をはじめ、彫金技法による繊細な制作を行う「彫金工房」、金属の絞り加工(塑性加工)を可能にした「鍛金工房」、鉄材の鍛造(熱間加工)を行うことができる「鍛造工房」といった3つの工房を設置しています。隣接する「金属加工室」では、機械による切削加工、曲加工、切断が行える各種大型機械や遠心鋳造機等を設備しさまざまな金属加工を可能にしています。また「鍛金工房」「金属加工室」にはホイスト(2.7tクレーン)も配備され大型作品の制作や移動にも対応しています。工房紹介人類が金属素材に出会って以来、金属の可能性への探究は、モノづくりへの挑戦から始まったと言えます。わが国の金属工芸には、先人たちが残した世界に誇れる素晴らしい表現技法が多く存在します。金属造形では、「彫金」「鍛金」「鋳金」といった金属工芸の伝統的技法の基礎を体系的に学び、応用技術を修得していきます。また素材や歴史的背景について理解を深め、自己の制作研究を通して感性を高め独自性を追究します。段階的に修得した確かな技術と柔軟な思考を基に、金属造形のジュエリー・クラフト・オブジェ・伝統的工芸といった幅広い領域の中から、現代における工芸、金属造形のあり方を考え、独自の表現と新たな方向性を探ります。2年次は、手仕事を中心とする金属工芸の伝統的基礎技法を修得しながら、金属工芸の基本的な知識と技術を学びます。3年次は、課題制作を通じて、複合技術の修得と共により深い知識と高度な技術を学び、高い専門性と応用力を身に付けます。また3学年共通のテーマ制作では、制作から展示までのプロセスを総合的に学び、4年次の卒業研究に備えます。4年次では、各自の卒業制作について綿密な検討を重ね、予備研究、習作を経て4年間の集大成としての卒業制作を完成させます。●目標●授業概要卒業後の進路は、製品開発・製造を行う企業での企画開発、デザインなどの分野で才能を発揮する、あるいはジュエリーデザイナーや工芸作家として独自の表現を追究する作家として、また中学・高等学校の教員、専門学校の講師として学んだ技術を教える立場に立つなどさまざまな道に進むことができます。金属工芸を学び磨いた感性を生かし、すでに社会で活躍する多くの卒業生に続き、これからも幅広い分野で自己の創造力を社会で発揮することを期待しています。●卒業後の展望金属造形金属素材との対話を通した確かな技術修得、柔軟な思考が独自の表現を生むデザイン工芸領域084

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