広島市立大学 大学案内2018
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Voices(卒業生)Voices(卒業生)私はアニメーション制作会社に勤めています。油絵専攻からアニメーション業界に来るというのは珍しい事らしいのですが、物体を三次元で捉えるというのは、画面内で空間的にものを動かすということにおいて必要不可欠です。その上では、在学中に常に大事にしていた「デッサン力の重要性」という意識が、絵画とアニメーションという分野の違いを飛び越えて仕事に生かされています。それと、自分の描いたものをどういう意思で描いたのかについて発表する機会があったというのも、貴重な体験だったと思っています。自分が絵で何を表現したかったのか、それを分かるように他人に伝えるのは、当たり前のようですが、経験しているのとしていないのとでは大きな差があります。プロとして絵を仕事にするというのはとても大変なことですが、在学中に学んだ事は必ず自分の財産になると思います。頑張ってください。大切なのはデッサン力と意志のチカラ井上 裕亮 2010年3月 芸術学部美術学科 卒業大学院の2年間と、その後の2年間を非常勤助教として広島市立大学で過ごしました。現在は国内での展示、海外のアートフェアなどで作品を発表しています。院生初期の頃は、外部から入ったためか妙なこだわりが異様に強く、機械を使うこと、伝統工芸以外のもの(当時は伝統工芸展に出品していたので)、この2つに対して拒絶反応が強かったです。とにかく、自分の知っている世界以外完全否定という感じでした。しかし他分野の学生たちと接するにつれ、今まで見向きもしなかった領域の面白さを知ることができました。いざ作家活動を始める頃にはその経験が吉と出て、工芸系でありながら平面・絵画の公募展に入選、現代美術のギャラリーでの展示等、領域を超えて作品を発表する力が身に付いていました。あの頃意地を張り続けていたら、きっと今のように領域や国境を超えて作品を発表することは叶わなかったと思います。広島での経験は人生のターニングポイントです。広島での経験が人生のターニングポイントに金属造形作家加藤 貢介2013年3月 芸術学研究科 博士前期課程 造形芸術専攻 修了株式会社ピーエーワークスVoices(卒業生)142

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