広島市立大学 大学案内2018
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世界初の核兵器による被爆を体験した「広島」の地に生まれた総合大学として、本学では、世界平和の創造・維持、地域社会の発展に貢献することを目指し、附置研究機関である広島平和研究所を設置しました。平和に関する学術研究を通じて、核兵器の廃絶に向けての役割を担うとともに、世界平和の創造に取り組んでいます。●国際平和文化都市広島の「知」の拠点広島平和研究所の活動状況は、随時ウェブサイトやニューズレターなどにより世界に向けて情報発信しています。研究成果は、「国際シンポジウム」や「フォーラム」および「連続市民講座」等の開催や、紀要『広島平和研究』、『広島平和研究所ブックレット』等の出版物、論文などにより市民に広く公開しています。●市民、そして世界への情報発信本学の学部教育では、「平和研究Ⅰ/Ⅱ」、「広島・長崎講座」として開講している「平和と人権A (ヒロシマと国際平和)」、「広島からの平和学:実践の方法」、「平和インターンシップ」、「国際化時代の平和」、夏期集中講座「HIROSHIMA and PEACE」、「HIROSHIMA and PEACE Fall Seminar」、そして「歴史学」、「法学(日本国憲法)」の各講義を研究所教員が担当しています。また、平和構築・核兵器廃絶のための優れた研究・研究者を育成するために、大学院博士課程前期·後期の教育にも参画し、研究成果を教育に還元しています。●学部・大学院教育への参画◎広島からの平和学:実践の方法担当科目紹介広島における平和の取り組みは、被爆体験を出発点としつつ、世界の多様な課題にも目を向けてきました。本講義は、広島の平和の取り組みに関する一定の基礎知識や関心を持つ2年生以上を対象とし、広島の経験を生かして平和活動を実践するための具体的な方法論を学ぶことを目的としています。広島平和文化センター主催の市民向け平和講座「ヒロシマ・ピースフォーラム」と連携し、被爆体験の継承や平和の実践活動を行っている学外の専門家から学びます。最終レポートでは、自ら参加可能な実践活動案に関する提言をまとめます。◎平和インターンシップ広島市周辺に存在する広島平和記念資料館、広島市郷土資料館、広島市現代美術館、広島城をはじめ、平和や戦争、原爆被爆などについて学べる施設、史跡等に足を運び、実際に見学しながら専門家から講義を受けることで、平和に関する問題をより多角的に学びます。本インターンシップは、「広島からの平和学:実践の方法」の後期日程でも実施します。◎平和研究Ⅰ/Ⅱ広島平和研究所教員による国際学部向けのオムニバス形式の講義です。[Ⅰ]では、現代の世界において平和を創造するために何が求められているのかを学問的に追究するために、平和研究に関する基本的な概念や枠組み、方法論を修得するとともに、当分野における問題点、課題などを学びます。広島・長崎をはじめとして戦争体験に根差している地域の視点を主眼に据えつつ、国家から個人に至るさまざまなレベルから平和を創造するためのアプローチを考察していきます。[Ⅱ]では、平和および紛争研究の具体的な事例について、広島平和研究所各教員の研究成果を参考にしながら学び、現代の国際社会が直面する課題について考えます。106

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