広島市立大学 大学案内2018
106/150

広島平和研究所長 吉川 元広島市立大学に広島平和研究所が設立されたのは1998年4月のことです。当研究所は、被爆地・広島で平和を模索し、平和を創造するための学術研究機関として重要な役割を担っています。なぜ戦争は勃発するのでしょうか。なぜ核兵器の廃絶ができないのでしょうか。なぜ世界各地で武力紛争が絶えず、多くの人々が貧困に苦しんでいるのでしょうか。なぜ平和であっても、多くの国で政府は国民を虐げ、人権を侵害するのでしょうか。平和と人間の安全保障とは、いったいどのような関係にあるのでしょうか。平和創造にも人間の安全保障にも、多くの課題があり、さまざまな障害が横たわっています。こうした疑問の解明に取り組むことが広島平和研究所に課せられた使命です。そして得られた平和研究の成果を学生たちとも共有しています。平和外交を展開してきたはずの日本なのに、その日本を取り巻く東アジアの国際関係は、今日、世界でもっとも緊張する地域の一つであり、これまで以上に平和創造は喫緊の課題として私たちに突きつけられています。平和創造と人間の安全保障の実現には、政治と外交が重要な役割を果たします。その政治と外交を動かすのは、まさに皆さんの平和観であり、学術的に裏打ちされた見識です。広島市立大学でわれわれとともに平和について学びませんか。Hiroshima Peace Institute広島平和研究所105

元のページ  ../index.html#106

このブックを見る