工学院大学 大学案内2019
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卒業生株式会社安藤・間萩原 由佳さん2015年 建築学科卒業その学びを社会へ私が現在の仕事に携わるきっかけとなったのが、2年次の「材料実験」という授業でした。半年間かけて、チームで一つの作品を制作する実習の中で、セメントや砂利などをコンクリートという形あるものにする作業や、ときには意見を戦わせながらグループで行う共同作業の面白さを知りました。この授業を履修したことで、現場で多くの人と建物を作りたいと思うようになりました。安藤ハザマとの出会いは、3年次に参加したインターンシップでした。さまざまな技術者・作業員がかかわる現場を目の当たりにすることで、大きなプロジェクトにおいて現場を監督する施工管理という仕事の重要性を実感しました。そして、現場監督から作業員にいたるまで、多くの人が一丸となって建物を作る姿に大きな感銘を受け、私もその一員として働きたいと思うようになりました。大学院進学という選択肢もありましたが、早く現場に立つことでより多くの経験を積みたいと思い、就職という道を選びました。   入社後すぐに、施工管理として事務所ビルやホテルの建設に携わりました。どの仕事にもコミュニケーションは必要ですが、この業務は幅広い職種、年齢の方を相手にするだけにより重要であり、同時に難しさも感じます。学生時代に、子どもに理科の魅力を伝える「科学教室」というイベントに参加したことは、相手に理解してもらう方法を考えて実際にコミュニケーションをとる機会を得られたという点で良い経験だったと思います。現場では予期しないことがたびたび起こります。それでも、最優先である安全を確保しながら工程通りに担当作業を終えられたときや竣工時にお客さまから感謝の言葉をいただいたときは、安堵感とともに大きな達成感が得られます。現在は事業管理室という売上や利益などの事業数値の取りまとめや人員配置を行う部署に移り、会社で行う業務全体を俯瞰する視点を身につけるだけでなく、現場業務の効率化につながる方法を模索しています。現場に戻ったときには、この経験を生かして質の高い仕事をしていきたいです。研究室では、田村先生のもとで、子どもが集まる幼稚園や小児病棟などの住空間にどのような建材がより安全なのかを研究しました。新入社員研修では、本物の現場と同様にヘルメットや安全帯をして、マンションの一室を施工する実習を行いました。学生時代の思い出 職場の様子建物が竣工したときにお客さまからいただく感謝の言葉が大きな活力になります。コンクリートとの出会いがいまの仕事につながる多くの経験を積むことで最良の行動ができる人間になりたいKogakuin University 2019082建築学科建築学部

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