工学院大学 大学案内2019
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持続可能型高度情報化社会を支える電気電子工学の専門領域を学ぶエネルギーの発生から輸送にいたるしくみや、半導体や電子回路などエレクトロニクスの機能について学びます。さらにそれをシステムとして運用し、通信や交通、医療など広範な分野で便利な機能として実現していく技術を身につけます。さまざまな電気実験を体験する「電気電子工学実験Ⅲ・Ⅳ」少人数による共同作業で実験を行い、電気機器、電気応用に関連する機器、装置、システムの運用などの操作方法を修得します。また電子回路、マイコンなどを主にした実験によって、「電気回路」「電子回路」などで学修した内容への理解を深めます。 実験・演習社会における電力のしくみを学ぶ「電力システムⅠ・Ⅱ」電力は、発電から変電、送電、配電までを統合したシステムによって支えられています。こうした大規模な電力システムにおいて、発電量と負荷とのバランスをとるための電力システム全体の制御のしくみや、経済運用のための発電機への負荷配分などについて学びます。電気エネルギー発生・輸送・利用鉄道システムの可能性に気づく震災後の計画停電を経験したとき、身のまわりにある製品やサービスのほとんどが電気に依存していることを実感し、その重要性に気づきました。電気にかかわる研究分野は幅広いですが、私が特に興味を持ったのが鉄道システムです。「交通システム」の授業で、それまで考えたこともなかった鉄道運行のしくみを学び、すでに完成されていると思っていた鉄道にまだまだ改善の余地があることを知り、さらに興味が湧いてきました。この分野を掘り下げる研究を行うため、電気鉄道システム研究室に所属しました。より安全で効率的な鉄道運行の可能性を探る研究室では、鉄道の自動運転に関する研究に取り組んでいます。具体的には、車両を物理的に連結するのではなく、通信を通して連結する「ソフト連結」という手法の開発です。これが実用化すれば、列車同士が安全な距離を保ちつつ、より高密度で正確な運行が可能となります。1年間の研究生活を通して鉄道システム分野研究の最前線にふれることができ、大きな刺激を受けました。卒業後は大学院に進み、現在の研究を継続するつもりです。あと2年間で研究をさらに発展させて、何かしらの結果を残したいと思っています。より便利で快適な、誰も見たことがない未来の鉄道を実現するため邁進していきたいです。電気システム工学科 4年(現・電気電子工学科)電気鉄道システム研究室角濱 文隆さん神奈川県立横浜翠嵐高校出身年次鉄道の未来を見据えた新たなシステムづくりに挑む4年次電気電子の応用分野の理論を理解し、活用できる実践力を培います。社会的な要請に応えられる技術者としての能力を養う電気エネルギー発生・輸送・利用エレクトロニクス応用システム実 験・演 習自然エネルギー発電、電力システム、交通などデジタル回路、省エネ材料などロボット、モーター制御など学びの柱使いやすい電気に変換する技術を知る「パワーエレクトロニクス」電力を効率良くコントロールする半導体や電子回路の技術を、パワーエレクトロニクスといいます。それを実現する電力変換装置の基本動作の特性や、さまざまな電力用半導体素子に関する基礎知識を修得し、各装置の基本的な動作を理解します。エレクトロニクス応用Kogakuin University 2019066電気電子工学科工学部

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