工学院大学 大学案内2019
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卒業生大成建設株式会社友利 浩之さん2010年 機械工学専攻 修士課程修了その学びを社会へ   私が就職先にゼネコンを選んだのは、開発規模や対象地域のスケールの大きい仕事にかかわりたかったからです。そのきっかけとなったのが、大学2年次のシステム工学の授業でした。初めてオペレーションズ・リサーチという分野にふれ、数学的なアプローチを用いて、複雑な現実の問題を解決するためのルールを導き出すという考え方に興味を持ちました。これは現在の実務においても重要かつ有効な考え方で、仕事を効率的に進めていくうえで欠かせないものです。4年次から大学院にかけて、大規模システムの設計や管理法を専門とする計画工学研究室に所属。環境負荷低減や効率化のために、トラックによる貨物輸送を海運や鉄道に転換する「モーダルシフト」に、オペレーションズ・リサーチの観点からアプローチ。学会で発表した研究結果が評価されたことは学生時代の思い出の一つです。   現在は、2019年夏に完成予定の熊本県熊本市の再開発プロジェクトにおいて、設備工事担当者として施工管理業務にあたっています。安全や品質、工程・コスト等の管理、設計者や施主との打ち合わせや多くの協力業者の取りまとめなど、携わる業務は多岐にわたり、完成までの道のりはとても大変です。そこでは、自らの専門分野にとどまらない幅広いスキルが求められます。その点で、豊富なカリキュラムで広範な基礎知識を身につける工学院大学の学びは、現在の仕事にも役立つ優れたものだったと感じています。私たちが参加する大規模プロジェクトは、非常に多くの人がかかわるだけに責任は重大ですが、だからこそやりがいがあり、完成したときの喜びは言葉で言い表せないほど。会社のキャッチコピーでもある「地図に残る仕事。」を通して、これからも社会の発展に寄与していきたいと思います。新宿に寄ったときには研究室の八戸先生を訪ねることも。ときには仕事についての相談もしています。入社直後に担当した相模大野の再開発プロジェクト。仕事の大変さを学んだ思い出の案件です。大学時代の恩師と友利さんの仕事の成果多数の企業を束ねて「地図に残る仕事。」を達成したときの喜びはひとしおです。現場で生きる計画工学のスキルは大学で身につけた多くの困難を乗り越えてプロジェクトを完成させる機械システム工学科工学部

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