工学院大学 大学案内2019
57/148

卒業生いすゞ自動車株式会社富永 崇史さん2016年 機械工学専攻 修士課程修了その学びを社会へ歴史的な変化を迎えつつある自動車業界において商用車の可能性を追究したい。現在の自動車業界は大きな変革期にあります。EVや自動運転技術などが次々に実用化され、自動車のあり方が大きく変わろうとしています。そんな中、乗用車と比べて車体が大きく、制御が難しい商用車の世界で、先進的な製品づくりにチャレンジしたいと思ったのが、いすゞ自動車株式会社を選んだ理由です。担当している業務は、プロペラシャフトやファイナルドライブなど、大型・中型車の駆動系パーツの開発。これらはエンジンの力を車輪に伝える重要な部品であり、ほんの少しのミスであっても、開発プロジェクトに大きな影響を与える可能性があります。責任の重い仕事ですが、クルマづくりの基幹に携わっているという実感があり、やりがいを感じています。これらの部品は、今後大きく変貌していくでしょうが、その動きも見据えながら、来るべき自動車の未来に備えています。工学院大学では力学の基礎である4力を徹底的に学びました。中でも材料力学は仕事の内容と密接な関係があるため役立っています。私が大学で取り組んだのは、セラミックスと金属という、性質の異なる物質同士を接合する異種接合体の強度についての研究。まだ実用化できるだけの強度は得られていませんが、より高性能な自動車エンジンやタイヤに応用できる可能性を秘めています。研究室では、実験に必要な部品がなければ工作機械で自作することが習慣化していました。新しい部品の開発というのはそれに似たところがあるため、意外なところで大学に身につけたことを生かせています。現在は、まだ目の前の業務をこなすことに精一杯。しかし、若手であっても重要な仕事をまかせてくれる環境のおかげで、日々成長を感じています。近い将来やってくる変化に備えて、最先端の技術を身につけられるように、さらに自分を高めていきたいと思います。初めての国際学会は、英語で発表することもあり、とても緊張しました。発表後、一人の先生から褒められたことをいまも覚えています。思い出の一枚時間の管理が欠かせないため時計は必須。初めてのボーナスで買ったこの時計がお気に入りです。富永さんのマストアイテムプロジェクトの根幹を支える駆動系部品に携わる研究室で培ったものづくりの技術が業務で大いに役立つKogakuin University 2019056機械工学科工学部

元のページ  ../index.html#57

このブックを見る