工学院大学 大学案内2019
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熱を有効利用した研究でエネルギー開発に貢献したい修士1年力学を中心に機械を作る基礎技術を学ぶ新しい機能や極限までの性能、そして高度な信頼性が要求される機械の設計。そのために必要な、材料、流体、熱に関する力学と、機械要素の運動や組み立て、機械の製作法、そして機械製図などを講義・演習・実習を通して学びます。エネルギーの持つ可能性を知る「工業熱力学Ⅰ及演習」流体運動のしくみを知る「流れ学Ⅰ及演習」 機械を動かすための課題を探る「機械力学」 など物質が持つ強さや変化の特性を知る「材料力学及演習Ⅰ・Ⅱ」材料力学とは材料における力と変形の性質を詳細に理解し、それらを実際の設計に応用するための学問です。材料力学を学ぶことにより、機械や構造物の設計に役立つ知識や考え方を修得でき、機械に関連する力学的なものの見方や考え方を養うことができます。熱はエネルギーの一つの形であり、熱と仕事は相互変換が可能です。熱力学の理論をもって、熱エネルギーから機械的エネルギーの生産を導く工学的応用など、エネルギーの可能性について学びます。空気や水といった流体が運動して作りだされる「流れ」のしくみを物理学や工学などのアプローチによって理解する学問です。流体の質量、運動量、エネルギーの保存則などは車、飛行機などの設計にも必須です。機械の稼動時に生じる問題を扱い、機械を正確に、より賢く、より複雑に動かすために最も基礎となる学問。物体のつりあい状態を論じる静力学と、物体の軌跡・速度など時間と幾何学的な関係を議論する動力学とがあります。材料力学熱力学流体力学機械力学熱力学機械 力学※材料力学流体力学4よん力りき※3年次に学修※3年次に履修基礎を確かにすることで、応用力も身につく小さいころからものづくりが好きで、技術者をめざして機械工学科に入学。大学受験では、物理の熱力学などは暗記で乗り切りきったこともあり、入学してからは原理を理解して学ぶよう心がけ、どんな些細なことでも先生に質問して、基礎がわかってから進むよう心がけました。実習・演習科目も多いため、理論を実際に確認することで実践的な知識も養えました。授業では3・4年次に履修したものが特に印象に残っていて、原子力発電のしくみなどを学ぶ「原子力工学概論」は、少人数だったこともあり先生と対話形式のような形でじっくりと学ぶことができ、学生同士の議論も弾みました。研究活動を通して、エンジニアとしての基礎を修得研究室は、授業で親身になって指導してくれた大竹先生のもとで研究がしたいと「伝熱工学研究室」に所属。研究テーマは、気体を冷却し水に戻すときに発生する熱移動に関することで、これは原子力や火力などエネルギー開発で応用されるものです。マイクロ、ナノ単位といった材料の微細な表面の変化で熱伝導も異なりますが、それが制御できれば社会に貢献できると、やりがいを持って取り組んでいます。理論どおりに進まず苦労することもありますが、問題点や原因を考察し続けることで、エンジニアとしての基礎づくりができました。こうした経験を生かし、将来はエネルギー業界で活躍したいと思っています。機械工学専攻 修士1年伝熱工学研究室西村 智仁さん東京都私立昭和第一学園高校出身学びの柱機械の設計にかかわる4つの力学。「理論」と「実践」の両面から集中的に学びます。年次Kogakuin University 2019054機械工学科工学部

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