工学院大学 大学案内2019
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卒業生ミネベアミツミ株式会社古賀 理樹さん2016年 電気・電子工学専攻 修士課程修了その学びを社会へ   社会に出て改めて実感したのは、6年間の学生生活が現在の私を作ってくれたということです。学部時代の授業や実習を通してエンジニアとしての土台ができ、4年次と大学院での研究活動を通してその自分の長所を伸ばすことができたと感じています。特に、論理的な思考回路を身につけたことは、あらゆる可能性を想定しながら解決方法を見つけることが求められる現在の仕事において強みになっています。4年次から所属する研究室では、次世代記録方式の一つであるマイクロ波アシスト磁気記録を用いたハードディスクドライブの大容量化に取り組みました。プログラミングの技術だけでなく、電気や磁性などハード面の知識も必要となる難しい研究でしたが、国際学会で発表できるだけの成果が出せたことは、大きな自信につながりました。   学生時代は、製品化の一歩手前であるコンピュータによるシミュレーションを行っていましたが、仕事では製品づくりそのものにかかわりたいと思い、メーカーへの就職を志望。現在は、産業機械やサーバーなどに使われる冷却用ファンモーターの設計業務に携わっています。製品内部には複雑な電子回路が搭載されているため、大学で学んだ電子の知識が役立っています。一般の方が直接ファンモーターを手に取る機会は少ないですが、あらゆる家電や電子機器に使われ、私たちのくらしを陰で支えているデバイスを作ることに大きなやりがいがあります。入社当初は何もわからず、先輩に頼ることも多かったのですが、いまでは自分なりのアイデアを持ったうえで議論できるようになりました。今後は、品質管理や製造など幅広い業務も経験することで、自社製品を広い視点から捉え、より信頼性の高い製品を開発できる力をつけたいと考えています。自分がかかわる製品の質を高めるためさまざまな業務に携わりながら視点を増やしていきたい。エンジニアとしての土台と強みを作りあげた6年間たくさんの人々のくらしを陰から支える製品を生み出す修士2年次には国際学会に出席しました。英語での発表は苦労しましたが、良い経験になりました。思い出の一枚製品検証の様子。10円玉サイズの基盤に電子部品を実装することもあり、慣れるまでは大変でした。職場の様子Kogakuin University 2019042応用物理学科先進工学部

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