工学院大学 大学案内2019
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基礎5科目を実践的に理解「応用化学実験 A・B・C・D」 (3年次)年次将来を視野にコースを選択し専門分野の理解を深める化学の視点から「くらし」と「みらい」を見つめ、その課題を実践的に解決し、より良い生活環境の創造を目標とする2コースを設置。自分の興味や進路に合わせて、専門分野への理解を深めます。最先端の分野で技術開発を進める高分子、触媒、ナノテク材料などの最先端の分野で高機能な物資の合成や製造のために活躍できる技術者をめざします。私たちの生活を支える有機高分子の合成や、食品の分析、タンパク質の精製、金属の改質など最先端の機器を使用して実験を行います。化学的実験の手法を学ぶとともに、基礎5科目がくらしと密接にかかわることを体験的に理解できます。実験を重視する本学科ならではの科目です。身近なくらしに化学の力を利用する食品品質管理や環境浄化、洗剤や化粧品などの身のまわりの素材や製品開発の分野で活躍できる技術者をめざします。応用化学コース技術者分野生活・食品化学コース選択したコースに軸足を置きながら、他コース科目も履修して複合的に学ぶことを推奨しています。エンジニアとしての基礎を身につけ、広く産業分野で応用化学を生かす素養を身につける応用化学コース応用化学実験技術生活・食品化学コース応用化学科 4年高分子合成化学研究室黒須 千咲子さん埼玉県立浦和西高校出身満足な実験がしたいからこそ必要となる基礎知識私が化学の魅力を知ったのは中学生のとき。理科の授業で行った、炭酸水素ナトリウムを水と二酸化炭素に分ける加熱分解の様子に興味を持ちました。それ以来、化学実験を存分にやってみたいと思っていました。しかし、高校では学ばなかった基礎理論や、生物や物理など他分野との関連性を学んでいく中で、実験を意義あるものにするには、体系的な理解が必要だと気づきました。いまも研究室の実験で行き詰まったときは、基礎に立ち返り、頭を整理するようにしています。新たな機能性素材を開発して世の中に役立てたい夢が叶い、実験三昧の日々を送っています。研究室で行っているのは、新しい機能性素材として注目されているポリマーブラシの開発。金属板の上にさまざまな高分子ポリマーを結合させることで、汚れを防いだり、摩擦を減らすなど、素材に多様な機能を与えられるというものです。目標は、ポリマーに自己修復作用を持たせて、損傷に強い材料を開発すること。最初は簡単に結果が出ると思っていましたが、実験に必要な物質を作るという初歩的な段階で苦戦しました。しかし、実験方法の工夫や条件の再検討などで課題を克服し、最終的に面白いデータを取ることができました。新しいことへの挑戦はどんな結果が出るかわからない、という研究ならではの醍醐味を知り、より一層実験に没頭しています。今後は大学院に進学して自己修復材料の開発を応用のレベルまで進め、世の中に役立てたいと思っています。小さな頃から憧れだった実験三昧の日々を送る4年次年次・(後期)学びの柱[3年次から2つのコースに分かれます]Kogakuin University 2019028応用化学科先進工学部

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