尾道市立大学 大学案内2019
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研究室紹介062英語英語 私は複数言語の習得・使用に関する諸問題を、個人、教育、社会の各面から主に英語に着目して研究をしています。 個人面の研究では英語と日本語のリテラシー、教育面の研究では国際語としての英語、社会面の研究ではカナダやニュージーランドの言語政策に関心を持っています。その他、日本におけるマイノリティの言語事情にも興味があります。Bilingualism/Multilingualism/Translingualismの世界を今後も広く深く探求していきたいと思っています。 私の専門分野は英語学で、15世紀イギリスの名家であるパストン家の人々が書いた手紙や法的文書などの英語を研究しています。現在は、特に複雑な文に注目しています。そこでは、andで文と文をつなげた重文や、that節で主文に従属する文をつなげた複文が多く見られます。加えて、契約書などの法的文書では、誰と誰の契約なのかを間違いなく示すために、人名を書いた後に関係詞節を加えたり、名詞句で言い換えたりして、出身地、職業、地位などが詳細に記されています。また、通常の手紙では、目上の人に対する挨拶が丁寧で長く、より複雑な文になります。このような文の複雑さに焦点を当てた研究を通して、15世紀英語、特に書き言葉の特徴の一端を明らかにしようとしています。 授業は教養科目の英語を担当しています。TOEIC対策の授業では、テストへの対応力だけでなく、会社、旅行、広告、ショッピングなど、ビジネスや日常の場面で使う英語の基礎力を身につけることを目指します。また、読解演習を中心とした授業では、文構造をとらえて文脈に合った解釈をする練習を繰り返します。これにより、辞書さえあれば正しく英語が読めて、授業後も自己学習が進められる力を身につけることを目指します。日本文学科・教授高垣 俊之日本文学科・准教授平山 直樹

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