尾道市立大学 大学案内2018
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Japanese Literature057 私が担当する国語教育学は、子どもたちが"ことばの力"を身につけて、よく生きていけるようになるための学びを研究します。"ことばの力"が生きることと関わるのは、それが自分と〈世界〉や〈他者〉との関係を新たに創り出したり別様に組み替えたりする力だからです。 例えば、テキストを読むことは、新しい自分を作っていくことに関わっています。テキストは、それを書いた人が、無意識のうちにも自分の生きる社会や文化の中での何かを問題にとりあげて、自分にとっての現実の意味を付け加えて創り出したものです。その問いかけと現実の意味づけをめぐって、私たち自身のことばを紡いでいくなら、それは新しい認識を創造する対話的な読みだと言えるでしょう。このような読みの学力を獲得する学習の理論と方法を探求するのも研究テーマの一つです。 こうしたこれからの国語教育の探索の他、近代国語教育の始まりについて調査・分析を行い、言語文化が教育によってどのように創られていくかを明らかにする研究も行っています。国語教育学日本文学科・教授信木 伸一 一口に「国語教育」といっても、研究のテーマは様々です。授業の方法についての研究もあれば、あるジャンルの教材を取り上げて考察する研究もあります。私は授業中に教師が行う働きかけとそれに対する生徒の反応について研究しています。 定期的に研究室で集まって、そうした各自の研究の進捗を報告し合い、先生から助言をいただきます。教育の現場で活かせる知識も得られるので、その道に進もうと考えている方は是非いらしてください。(4年 鶴田裕也) 信木ゼミは、他の近現代ゼミなどに比べると人数は少ないですが、それだけひとりにかけてもらえる時間が多く、安心して研究を進めることができると思います。ゼミはお菓子や飲み物をいただきながらのアットホームな感じですね。ゼミが始まる前にお菓子を買いに売店に走ることもしばしばあるくらい!それから先輩達はマイカップを持ち込んでいたようです。そろそろ私も置いてみようかな?(4年 宮川真悠)授業風景 

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