尾道市立大学 大学案内2019
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研究室紹介050日本語学(古典語) 2017年度の日本語学講義Ⅰでは、副詞について学びました。例えば「ピカピカ」という言葉は、「床をピカピカに磨く」と言うこともあれば、「床がピカピカと輝く」と言うこともあります。実は、この「ピカピカに」と「ピカピカと」との間には、アクセントに違いがあることに気づきましたか? 副詞というと「はっきり」や「あいにく」などのように、たくさん思いつくものがあります。それ以外にも「ふわっと」や「ニコニコ」「ボロボロ」などの擬音語・擬態語をあらわす〈オノマトペ〉も状態副詞という副詞の一種になります。このような様々な副詞の性質について、文学作品(もちろん、現代だけでなく『竹取物語』や『万葉集』などの古典作品も)や日常生活から例を集めたり、みんなで話し合いをしたりして学んでいます。3年 重松 英里南・財津 奈々授業風景 日本語学講義Ⅰ日本文学科・准教授藤本 真理子 日本語の歴史的変化を中心に研究しています。 今、私たちが話したり書いたりしていることばと、昔の人のことばとは、どこかでつながっているはずなのに、どんなふうに変わってきたのか、まだまだ分からないことがたくさんあります。 古い資料の全てが残っているわけではありません。そのため、これらの資料の点と点とをどのようにつないで、歴史や変化の線を描いていくのかは私たちに任されています。 そのときヒントになるのは、他の国のことばや、日本の中の方言など、さまざまなことばの変化です。そうして描き出したストーリーはまた、ことばの世界を広げていくものになるのでしょう。

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