尾道市立大学 大学案内2018
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研究室紹介032 日用品の購入、住宅の賃貸、金銭の貸し借り、交通事故による負傷、銀行への預金、インターネットによる商品の購入、結婚や離婚、老親の扶養、親の遺産の相続……。私たちが日常経験するこのような私的な生活関係に関するルールを定める法を私法といいますが、民法はその最も基本的・一般的な法です。この民法は人の衣食住・経済生活に関する部分(財産法)と、人の身分・家族関係に関する部分(家族法)とから成り立っています。 ゼミでは、財産法領域の紛争に関して裁判所(とりわけ最高裁判所)が下した判決(「判例」と呼ばれます)を検討することで、民法が定めるルールの内容を明らかにすることを行っています。こうした学習によって、日常生じる様々な問題を「法」という眼鏡で見ること、すなわち「リーガルマインド」を習得することを目指しています。 またゼミ活動の一環として、刑事事件の法廷傍聴を毎年行っています。これまでに、傷害、窃盗、詐欺、自動車運転致死、放火未遂、覚せい剤取締法違反などの裁判や殺人未遂事件の裁判員裁判の法廷を傍聴しました。もちろん民法とは直接関連しませんが、法や司法制度への関心を高めるきっかけになればと思っています。民法経営コース・准教授松野 友芳

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