尾道市立大学 大学案内2019
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012キャンパスライフ 私は、高校在学時には油絵を描いていました。ですが日本画にも興味があり、大学に入学したときは日本画と油画のどちらのコースを選択するかで悩みました。1年次の前期にすべてのコースの課題に取り組むことができ、以前から日本画の展覧会に足を運んでいたこともあって日本画コースに進むことに決めました。今ではその展覧会で入選することもでき、日本画を学んできて良かったと実感しています。このように、入学してからも選択の余地があることは、尾道市立大学の美術学科ならではの特徴だと思います。 そして「尾道」という街が私にとって居心地のいい場所だということも、この大学を選んだ理由です。箱庭的都市と呼ばれる尾道には魅力的な題材が詰め込まれてあり、作品で表現したいと思っても描き切れないほどです。また地元の方々も温かく、街を歩いていても人のやさしさに触れることができてほっこりします。今いる尾道が、制作の原動力を与えてくれ、時間の価値を感じさせてくれ、そして癒しを与えてくれます。 私の所属している油画コースでは、皆が同じモチーフを描く課題でも講評の度に驚くほど個性豊かな作品が並びます。仲間達の描く世界や制作に対する姿勢から良い刺激を受けあって、日々キャンバスやスケッチブックと向き合っています。 この大学ではコースに分かれるのが2年からなので他の2コースの学生との距離が近いところも良い点です。例えば、私はデザイン分野の制作も好きなので、グループ展のDM制作や図録のデザインを担当したり、デザインコースの展示に有志で参加させていただいたりしており、自分が積極的な姿勢でいれば広い範囲の興味はどんどん活かせます。 様々な制作ができるこの環境は、学生の様々な価値観や制作過程、作品の良さを認め伸ばそうとしてくださる先生方や、やれたら面白いなあと思ったことを「じゃあやっちゃおう!」と行動に移す人が集った、ここ尾道という町の空気ならではのものです。私はこれからも尾道で大好きな絵を描き、面白そうだと感じたことは行動に移し続けようと思います。 私は、グラフィックデザイン領域を専攻しています。主にポスターやロゴ・マーク等の課題制作に取り組んでいます。また、一年次から学友会執行部に所属し、尾道で行われる大規模なお祭りである「尾道みなと祭り」にボランティアとして参加させて頂いたり、大学の運営に携わらせて頂くなどしております。おかげさまで、今年度から執行委員長を努めさせて頂く事となりました。   それに加え、学外活動の一環として「ART in 酒蔵」という、東広島市西条で行われる、本学と広島市立大学などの美術学科の学生が主体となって、企画・運営するイベントにも参加させて頂いております。地域の方々や観光協会と連携し、酒造りが盛んな西条の酒蔵を用いて、作品の展示やワークショップを行い、地域活性化に直結させるというイベントです。地域交流を主体としているので、様々な人と人との出会いがあり、イベント運営を通じて人間的に学び、成長できる場でもあります。一年次からの参加もあって、今季は本学のART in 酒蔵スタッフの代表として任命されました。 本学は尾道の古き良き街並みと、瀬戸内の豊かな自然に囲まれ、のびのびとしたキャンパスライフを送る事ができます。そこで巡り会う様々な出会いやドラマは、必ず一生の宝物となるはずです。美術研究科日本画コース1年多田 朱里美術学科油画コース3年南 泉水美術学科デザインコース3年田村 育歩

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