尾道市立大学 大学案内2019
15/140

011Onomichi City University 文学は、いつでも新鮮な学問です。『源氏物語』を例にとって考えてみます。本作品は、今から約千年前に著された文学作品で、大変古くから注釈書や解説書が著され、盛んに研究が行われているものです。そう考えると、千年間の歴史の中で研究が「し尽くされている」ように思ってしまいますが、そうではありません。なぜなら、本文そのものが例え不変であっても、それを受け取る私たちの「受け取り方」は、絶えず変わり続けているからです。 ジェンダー論と照らし合わせるとどうか? 西洋で確立された文学研究の手法を当てはめたらどうか? マンガやアニメに置き換えたらどうなるか……など、その作品をめぐる視点は常に変わり続けていくわけです。この活きの良さは、他の学問に引けを取らないものだと思います。 大学は本当に楽しいです。日本文学科では、愉快な仲間たち、素晴らしい先生たちと一緒に、時にどんちゃん騒ぎをしながら、常にイキイキとした「学問」に触れることができますよ! 私は尾道市立大学に入学して様々な授業を受ける中で、それまで興味の無かった分野にも文学の面白さをいくつも発見しました。だから3年生のゼミを決める時、興味のあることがたくさんあって研究分野を1つに絞るのに悩みました。チューターの先生に相談すると先生も真摯に向き合ってくださり、私自身もじっくりと自分の心に向き合う中で「映画」に関する研究をすると定めました。映画が好きで映画を日本の文化や歴史等に絡めて知識を深めることにいちばん魅力を感じたからです。これからも新しい発見をたくさんしたいと思っています。 授業以外でも様々な発見があります。ポートランドへの短期留学に参加して現地の人や他大学の人と共に学ぶことで繋がりができました。日常生活では部活やバイトで忙しくも充実した毎日を、友人や尾道の人々とも交流を持ちながら、楽しく過ごしています。新しい発見や人との出会いにあふれた尾道でぜひ自分に向き合ってみてください。 みなさんは大学を選ぶ時、何を基準とするのでしょうか。私の場合、自分の直感でした。友人の付き添いで来たオープンキャンパスで、尾道の街並みと大学の外観に一目惚れしたのです。その後、模擬授業や大学の案内を受け「こんなに人や文化が豊かな場所で文学が勉強できたらとても素敵な気がする」と、そんな期待を抱いて私は尾道市立大学を選びました。入学後もその期待は裏切られることなく、個性豊かな先生方による幅広い分野の授業は、私の知識や考え方を豊かにしてくれました。知識を深めるとともに、新たな気づきによって好きな分野が変わることもしばしばです。1年生の時には「言語について研究したい」と思っていたはずが、気づけば今は近現代文学を専攻しています。 大学生活は、授業、ゼミ、サークルなど、選択の連続ですが、自分で納得できることが一番大切だと思います。私は尾道市立大学に来ることが出来て、心から満足しています。日本文学科2年服部 圭日本文学科3年田中 比奈美日本文学科4年秋山 千紘

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る