尾道市立大学 大学案内2018
135/140

 就職活動は、苦手なことの連続でした。とくに履歴書での自己アピール、面接試験は昔からのもので、ハードルの高いものでした。 履歴書は自分をアピールするためのものなので、自分を振り返って経験を思い出し、その経験からどんなことを学んだか、学んだことをどう生かしてきているかを相手に伝えなければいけません。しかし、私はわかりやすく何かのリーダーや特別な役割をしてきたことがなく、自信がありませんでした。 いまになって分かったことは、開き直ればよかったということです。就活講座やサイトで取り上げられる例は理想で、現実は違います。私自身、学生生活で学んだことに書いた項目は自分ではこんな年になって、と思うような小さなことでしたが、それくらいしか書けるものがなかったのが現実です。周りは気にせず、こんなことをやりました、と自分がはっきり言えることが書けたらいいと思います。 面接試験もとても苦手なことです。学内の面接練習や就職試験のときにも必ずリラックスしてねといわれたくらい、緊張してがちがちになっていました。 これに対しては、実際に何度か経験して自分がどんな状態になるのか、どんな対応ができるか知っておくのが一番だと思い、キャリアサポートセンターで2回ほど面接試験の練習をお願いしました。緊張しすぎることは分かっていたのですが、どう対処すればいいのかが分からなかったからです。練習の結果、緊張していることを先に伝えておくことや、言葉に詰まったときは一言ことわって時間をもらう、などの対処方法を考えて面接試験に臨みました。そうして試験を受けていく中で、少しずつではありましたが、話すことにも慣れていきました。 就職活動は、苦手なことの連続でした。しかし、この機会で自分と向き合うことができたり、困ったときに頼りにした人との関わりができたりして、とてもいい経験になりました。 私は就職活動を始めたとき、とても不安を感じていたのを覚えています。今年は短期決戦と、始める前から情報が回っており、就活初日から本当にこの調子で大丈夫なんだろうか、と焦りばかりが募って仕方なかったのです。考えていても仕方ないと思った私は、とにかく行動してみることにしました。実際に企業へ足を運び、自分の目で見て回らないと分からないことだらけだと感じたからです。今思えば、この「とにかく行動しよう」という思いが私の就活をいい方向に導いてくれたのだと思います。 まず、希望する業種の企業訪問をすることから始め、近場で開催される合同説明会にはできるだけ参加するようにし、不安なことがあれば学校のキャリアサポートセンターに相談しに行くようにしました。始まったばかりであったせいか、参加する説明会や訪問会の大半は参加者が少ないものばかりでした。しかしそのお陰で、企業の方のお話をじっくり伺うことができ、会話や質問も気軽に行えました。そうしていくうち、就活への不安が消えていったのです。就活は苦しいことではなく、新しい世界を知る機会なのではないか…と思い始めたからです。 それからは積極的に説明会に参加するようになりました。また面接がある際には、必ずキャリアサポートセンターに足を運びました。面接では、自分の意思をしっかり持って誠実に受け答えすることを意識し、説明会や訪問会で感じた楽しさも忘れないようにしました。そして私は無事に、第一志望の企業から内定を頂くことができました。 未知の世界に足を踏み入れることは、最初は不安なものです。しかしいざ行動してみると、それは楽しいことであったりもします。新しい発見の連続であり、また普段得ることのできない情報も得ることができます。就活とはそういう事を知る良い機会だと思います。 また、就活中に不安に感じることがあっても、力になってくれる人は沢山居ます。そういう人を頼ることも大切であると私は思いました。 就活は様々な不安との戦いになると思いますが、自分や周りの人を信じて積極的に行動してみてください。 私は大学三年生の秋、これから民間企業の就職活動をするか、教員採用試験の勉強をするか、あるいは両立するかで非常に悩んでいた。その頃はどの道を選択しても未来が見えず不安ばかりだった。大学のキャリアカウンセリングを受けたこともあった。そんな時、教育臨床実習で現場の先生方と初めて関わり、美術を通じて生徒の人格形成に携わりたいと考え、教員採用試験の勉強に絞ることに決めた。 試験勉強は二年生の頃から大学の教員採用試験対策講座というものを受けていたが、何となく受けていた面が大きかった。三年生になり、ようやく参考書を取り寄せ過去問を解くと、年代別や自治体別で出題傾向が大きく異なることを知り、そこからさらに自分の受験する自治体を絞って勉強を進めた。私は、本番で緊張してしまうタイプなので、自治体を1つに絞らずに複数受け、場馴れした状態で本命の自治体を受験できるようにした。また、採用試験までの大まかな勉強のスケジュールも組んだ。試験までは時間との戦いなので、計画的に効率よく勉強することを心がけた。 就職活動でも教員採用試験でも、大切なことは自分の軸を持っていることと、情報収集を怠らないことである。どのような教師になりたいか、どうして教師になりたいか、といったことが自分の中で定まっていなければ面接や集団討論で通用しないだけでなく、勉強へのモチベーションも続かないだろう。また、情報収集は結果を大きく左右する。私は本命の自治体に集中するあまり、他の受験する自治体の下調べを疎かにしていた。特に大阪府は一次試験で数的処理があるのだが、調べておらず、あまり勉強せずに受けてしまった。人生を左右するこの1年間は、些細なことでも綿密に情報集めをするべきである。それは、メディアだけでなくOBの方や先生方のお話を伺うなど多角的に行うと良い。 最後に、もし教師を目指すのであれば、面接官が「この人と一緒に働きたい!」と思ってくれるような態度を心がけてみて欲しい。日本文学科大島 彩佳美術学科金本 優美術学科苅山 百合乃新興工業株式会社出身校:岡山県立倉敷古城池高等学校福山市立駅家中学校出身校:京都府立北嵯峨高等学校アート印刷株式会社出身校:広島県立尾道北高等学校Onomichi City University131

元のページ  ../index.html#135

このブックを見る